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■ Capricious Dump

2007年6〜8月分(日付降順)

2007年8月の勝手気儘

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2007/8/26

物欲ストーム発生

想うのはタダですから・・・

 

業界の巨人と老舗から相次いでハイエンドデジタル一眼レフが発表になりました。

どちらも50万円超。Canonは100万近い高額商品になるらしいです。

操作感やシャッターを切った時の手応え、などなど、今までとはまったく異なる“写質”が経験できるはずです。

思えば、レンジファインダー式のオートマチックフィルムカメラをニコンFに持ち替えた時、コンパクトデジタルカメラを一眼タイプに替えた時の異次元の操作感は、正に衝撃でした。

それほどのことは無いにしても、この2機種のどちらを選んでも、世界最高レベルの“写質”を経験できることは間違いなさそうです。

楽しみだにゃあ・・・・・

・・・・・と、

ここまでは、タダ想うだけであります。

・・・・・で、現実的な選択肢になりつつある、新しいiMacです。

現在のチタニウムPower Bookは、表面ははげ落ち、HDの残りはすでにCFカード並み、RAWデータを扱うにもソフトの起動が30秒程も掛かる現実を突きつけられています。

拡張デスクトップも利用できるらしく、価格も魅力的です。この冬はいよいよ新しいOSで、写真の整理をするようになるかも知れない可能性、50%を超えてきました。

2007/8/18

業界標準の文書化に過ぎない?

銀塩時代の良き伝統は機能するか

デジタルカメラの製品仕様に関するガイドラインが発表されました。

既にカタログ表記に関するガイドラインは改訂版まで発行されています。

かつて銀塩一眼大手では、災害時の修理特別扱いや、部品枯渇時の修理品の取り扱いなどを業界として基準を設け(文書があったかどうかは知りません)、“日本製一眼の安心感作り?”をしていたようですが、その良き伝統はこのままデジタルに反映され続けることができるでしょうか。

2007年7月の勝手気儘

2007/7/4

待てば“脳回路”の日向(ひより)?

同定まで1年半(最長記録ではありません)

フトジマナミシャク('05/10/23)

蛾も大好きなので、ついつい写真に撮ってしまうのですが、能力不足もあって今はカミキリの写真整理に追われて、なかなか同定が進みません。みんなで作る日本産蛾類図鑑さんの掲示板にお訊ねしてしまうのが手っ取り早く確実なので、採集記に合せたいときなどはお訊ねしますが、あまり安易なお願い(解決)をしていると、脳細胞の死滅は加速するばかりです。
で、同定したい画像を日替わりでデスクトップに貼って、イメージを脳細胞に焼き付けます。採集記や掲示板閲覧時に、『ユリイカ!(めっけた!)』が起こるのを待っていますが、実際どうなんだろうにゃあ・・・・・

2007年6月の勝手気儘

2007/6/20

一頭だけですが・・・

珍しく狙い通り出てくれました

 

ルリボシカミキリです。

1月31日にこのカミキリの羽脱を狙って、秩父の材を拾ってきました。

材からナガゴマフカミキリが出たときは、ダメだぁ!と観念しましたが、6月14日、一頭だけ見事羽脱してくれました。

この写真は15日に撮影したものです。

採り手の手から翔び立つ時のものです。バンジージャンプのように万歳ポーズで翔び出すのは、カミキリムシなど甲虫類では良く見かけるような気がするのですが・・・

 

言い尽くされた感がありますが、日本を代表する美しいカミキリムシです。これとの出逢いが切っ掛けで、カミキリムシに嵌まってしまった虫屋さん達も多いと聞きます。

2007/6/14

誰でもみんな・・・・・

テネラルは優しい?????

 

2006年12月、マイマイカブリを探して河畔林を歩いていると、
朽ちた柳からウスバカミキリの幼虫が転がり出て来ました。
いつも材に戻しているのですが、突然羽化が見たくなり・・

冬はマイマイカブリやオサムシを求め、あちこちうろうろすることが恒例となってしまいました。

河畔林の湿った柳の朽ち木をチェックしていると、大型のカミキリムシの幼虫が潜んでいることがあります。

ほぼウスバカミキリの幼虫です。

仲間同士は勿論ですが、他のカミキリを同じケースで飼育しようとすると、必ず犠牲者がでてしまうほど気性の荒いカミキリムシです。

良く似ていると言われるノコギリカミキリの幼虫とはこの口器で見わけることができます。

2007年5月23日蛹化(ようか)

湿った朽ち木の一部と一緒に持ち帰り、飼育にトライしたわけですが、正直黴や雑菌などが心配でした。

そんな心配をよそに無事蛹化してくれました。

真冬に持ち帰り、春が来て(室内保管でしたのであまり関係ない?)、排泄物も溜まる一方なのに、まったく黴などの気配もありません。持ち帰った朽ち木材も一度も入れ換えず、そのままでした。匂いを嗅いでもほとんど無臭です。どうやら柳にはサリチル酸が含まれているらしいことを、東京昆虫記録館のBBSで教えていただきました。

となると、こういう風に倒木を食害していく昆虫などの働きがないと、土に還るまでの時間が長くなってしまい、河原は倒木で埋まってしまうのかも知れませんね。

 

上が背中側から、下がお腹側からの写真です。念の為。

蛹に寄ってみると・・・・・

何だかのんびりな雰囲気もしてきます。

2007年6月4日羽化

蛾や蝶にくらべて、蛹の期間がえらく短く感じました。

蝶や蛾は蛹になってしばらくすると、まったく刺激に反応しない状態がやって来て、それがしばらく続く印象ですが、カミキリムシには当てはまらないのでしょうか?

成長のし方が、不完全変態と完全変態の中間的な印象を受けてしまいます。

 

で、左の2枚はテネラル(teneral:羽化直後の未成熟な成体)状態で佇んでいるところです。

とても優しい印象があります。

体長を計ってみたところ、まだ伸びたままの腹端まで62ミリ、腹部を除くと47ミリでした。

少し前まで、花で5〜10ミリ程のカミキリを掬っていた眼には、まるでガリバーのように大きく見えてしまいます。

2007年6月10日

完全にテネラル状態を脱し、すっかり強面(こわもて)になったところです。

羽化を発見してから一週間掛かったことになりますが、自然状態ではまた、朽ち木の坑道の中に潜んでいるはずで、翔び出すタイミングは気温なのか、日照や湿度も影響するものでしょうか?

 

夏の夜の里山で、アカアシオオアオカミキリを探していると、『頼むからどっか行ってて!』ってくらいに、出現することがあります。でも、こうして時間をかけて一頭を見続けていると、愛(いと)おしさも感じてしまいます。梅雨が明け、森が賑やかになるまででしょうけど。

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