身近なハラナガツチバチ類の識別 ハラナガツチバチ亜科の雌雄(特徴も異なる) ♂の触角は♀の倍を超える程長い。 ♂の腹節の方が数が多く、腹部も細く、腹節に見られる黄帯はしっかりと色付いて見えるが、♀は毛束が黄帯に見えるだけ?
キンケハラナガツチバチ ♀でも30mmは超えない。♀の頭部〜胸背部に明瞭な金毛(キンケ)が確認できる。♂はオオハラナガツチバチに似ているが、腹部黄帯が背面だけでなく腹面にも明瞭に確認できる。オオハラナガの♂では腹面の黄帯が非常に細く見難いか、側腹部のみで中央では消失。
オオハラナガツチバチ ♀は30mmを超える。♀の腹部黄帯(状の毛束)は3本(キンケ♀は4本)。♂はキンケハラナガツチバチに似ているが、腹部黄帯が背面だけ目立ち、腹面の黄帯が細く見難いか、側腹部のみで中央では消失。対してキンケハラナガツチバチの♂では腹面にも明瞭に確認できる。
ヒメハラナガツチバチ 最大でも25mm未満(20mm超えればハチとしては大きい)。頭部〜胸背部にかけて毛深くない(特に黄色〜褐色の毛は見当たらない)。翅端が黒っぽい(特に♀は同定の決め手にできるほど決定的)→♀なら翅端が黒っぽい。♂は胸背後半に黄斑がある。
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