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キイロスズメバチ[Vespa simillima xanthoptera Cameron, 1903] 原名亜種:ケブカスズメバチ[ V. s. s. Smith, 1868 ]

キイロスズメバチ画像

Kiiro-Suzumebachi
Japanese yellow hornet in Japan.
北海道にいるケブカスズメバチ[ Vespa simillima simillima Smith, 1868 ]を原名亜種とする本土亜種ですが、微妙な点もあるみたいです。
膜翅目(Hymenoptera)スズメバチ科(Vespidae)スズメバチ属

頭部は黄色で、頭盾は二股、単眼基部は黒、胸背部は黒色で肩などが黄色なので、モンスズメバチと紛らわしいことがありますが、小楯板(外観上胸背部後半)に黄斑があればキイロで、無ければモンスズメバチと判断できます。
全体的に毛深く、基亜種ケブカスズメバチは、黄色の部分が少なく、巣の規模もやや小さいそうです。

その名の通り、黄色くて毛深いスズメバチです。大型種の集まりであるスズメバチ属の中では最小で、女王蜂でも30mmに達しません。
オオスズメバチなど大型種に襲われることも多いので、警戒心がとても強く、時に過剰な反応をします。特に秋口には巣も大きくなっており、巣ははるか上にあっても、近くを声を出して通っただけで襲って来るので、遠足中の子供たちや、マラソン大会などが襲われることもあります。
スズメバチに襲われたというニュースの多くが、このキイロスズメバチです。

キオビホオナガスズメバチの女王がそっくりです。
キオビホオナガスズメバチはホオナガスズメバチ属(Dolichovespula)でスズメバチ属(Vespa)とは別属ですが、キオビホオナガスズメバチの女王が特にキイロスズメバチに劇似しているので、情報を集めてみたところ、(キイロスズメバチに擬態しているといわれる)
★単眼と後頭縁の間隔が狭い【※1】
★山地性(比較的高標高で涼しいところ)でかつ局地的、数も少ないので、里山で遭遇することはまず無いですが、チェックは必要かもしれません。

【※1】個人の見解
両複眼後縁部より単眼の辺り(中央)が狭まっている。単眼周辺の黒色部が、頭部後縁にほぼ届いている。キイロスズメバチはほぼ等間隔で、単眼周辺の黒色部は明らかに頭部後縁から離れている。
 

 

 

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