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オオハラナガツチバチ[Megacampsomeris grossa matsumurai (Betrem, 1941) ]

オオハラナガツチバチalbum画像

Oo-Haranaga-Tsuchibachi
A kind of Scoliid Wasp in Japan.
膜翅目(Hymenoptera)ツチバチ科(Scoliidae)

3種の身近なハラナガツチバチの中では最大種で、♀は30mmを超えます。
 

体長18〜25mm♂、25〜32mm♀
狩り蜂ですが、ツチバチの仲間は攻撃性は低く、観察しても恐怖を感じることはありません。一般的に営巣するハチの方が攻撃的になるようです。
営巣はせず、土中に潜むコガネムシ類の幼虫を探し、マヒさせて産卵します。

♂はキンケハラナガツチバチと似ていますが、腹背部黄帯(キンケと比べて細い)の5本目が消失または非常に細く、キンケハラナガツチバチは5本明瞭に確認できます。

身近なハラナガツチバチ類の識別
ハラナガツチバチ亜科の雌雄(特徴も異なる)
♂の触角は♀の倍を超える程長い。
♂の腹節の方が数が多く、腹部も細く、腹節に見られる黄帯はしっかりと色付いて見えるが、♀は毛束が黄帯に見えるだけ?

キンケハラナガツチバチ
 ♀でも30mmは超えない。♀の頭部〜胸背部に明瞭な金毛(キンケ)が確認できる。♂はオオハラナガツチバチに似ているが、腹部黄帯が背面だけでなく腹面にも明瞭に確認できる。オオハラナガの♂では腹面の黄帯が非常に細く見難いか、側腹部のみで中央では消失。

オオハラナガツチバチ
 ♀は30mmを超える。♀の腹部黄帯(状の毛束)は3本(キンケ♀は4本)。♂はキンケハラナガツチバチに似ているが、腹部黄帯が背面だけ目立ち、腹面の黄帯が細く見難いか、側腹部のみで中央では消失。対してキンケハラナガツチバチの♂では腹面にも明瞭に確認できる。

ヒメハラナガツチバチ
 最大でも25mm未満(20mm超えればハチとしては大きい)。頭部〜胸背部にかけて毛深くない(特に黄色〜褐色の毛は見当たらない)。翅端が黒っぽい(特に♀は同定の決め手にできるほど決定的)→♀なら翅端が黒っぽい。♂は胸背後半に黄斑がある。

 

 

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