<身近な植裁では、園芸品種も多く、変異もあるので、単純には断定し難いです>
分布:(植裁が多いのであてにならない?) イロハモミジ/本州、四国、九州、(主に太平洋側、どちらかというと低標高の照葉樹林帯) ヤマモミジ/北海道、本州(主に日本海側) オオモミジ/本州、四国、九州(太平洋側、どちらかというと高標高) 紅葉:イロハモミジ/ほぼ全体赤く染まる ヤマモミジ/赤・黄・斑・緑など多彩、 オオモミジ/やや薄めの赤・黄・斑・緑など多彩 (日当たりなど条件による差の出方なので、条件によって差は大きい) 鋸歯:イロハモミジ/重鋸歯、ヤマモミジ/重鋸歯(欠刻状)、オオモミジ/単鋸歯 葉形:イロハモミジ/深く5〜7裂(稀に9裂) ヤマモミジ/中〜深く7〜9裂が多い(稀に5裂) オオモミジ/深く5〜7裂(稀に9裂) 葉柄:イロハモミジ/上面に溝がない(ルーペで浅い溝が見えることも) ヤマモミジ/上面に溝がある(ルーペではっきりそれと判る) オオモミジ/上面に溝がない 翼果:イロハモミジ/葉の上で水平に開く(完全に平開するものが多い) ヤマモミジ/葉下に下がりU字またはブーメラン型(上に開くものも:園芸品種?) オオモミジ/葉下に下がりU字またはブーメラン型 枝先(6〜3月):イロハモミジ/赤みあり ヤマモミジ/黄色み掛かる オオモミジ/黄色み掛かる 冬芽の状態でも、イロハモミジの芽鱗は全体が赤く、基部の毛(黄色っぽい)が短いが、 ヤマモミジやオオモミジでは赤みの抜けた部分があったり、基部の毛が長いので、 遠目で差が出る?
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