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ブナ・橅[ Fagus crenata Blume

ブナ・橅

Buna:Japanese Beech
ブナ科(Fagaceae)ブナ属

よく似て混生することもあるイヌブナは、樹皮が黒っぽくクロブナとも呼ばれ、側脈の数が10〜14対(ブナは7〜11対)と多いです。またイヌブナの実には長い柄があります。
日本を代表する落葉広葉樹で、樹高は30メートルに達します。雌雄同株で、雄花、雌花を付け、初夏5月頃に葉の展開に合わせて開花します。クロブナとも呼ばれるイヌブナに対して、シロブナと呼ばれることがあります。葉は、葉脈(側脈)部分が穏やかに窪んでいて、その終端(葉の縁)も波打つように窪んでいる(普通突出)ため、全体が立体的に波を打つように見える葉はブナ特有で、落ち葉でも見分けることができます。
 

     マスティングについて

 

樹木には、その実の豊凶を変動させる、マスティングと呼ばれる現象が知られています。橅林の場合、地面を埋め尽くす程の豊作があるかと思えば、まったく実が成らない年があり、しかもその間隔も違います。興味深いのは、ひとつの種だけでなく、別種(別分類)の樹も合わせてマスティングが起こるような現象があるそうで、森林全体で、昆虫やネズミなどから子孫を守る戦略なのかも知れません。

※マスティングに関しては、[森林総合研究所:https://www.ffpri.affrc.go.jp/ffpri.html]の[研究紹介]から[樹木の種子生産戦略]を参照させていただきました。マスティングの定量的な情報は少ないようですが、こちらでは、茨城県北で落下する種子をトラップで受けるという実査に基づく貴重な情報が公開されています。
 

 

 

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