ホオノキ・朴の木 [ Magnolia obovata Thunb. ] or [ Magnolia hypoleuca Siebold et Zucc. ]

Hoo-no-ki
Japanese bigleaf magnolia.
モクレン科（Magnoliaceae）モクレン属

太さ1メートルにもなるという落葉高木で、葉も花も実もすべてが巨大です。山地に普通に自生していて、大きな葉の巨木は、ほぼ朴の木か栃の木のどちらかです。
葉は、芳香と殺菌作用もあるので、朴葉味噌、朴葉焼き、朴葉寿司など、料理にも用いられますが、落ち葉はとても良く燃えます。材はまな板や包丁の柄、版木などに利用されます。
花は初夏に開花しますが、同じ木でも時間差があるようです。また、雄蘂と雌蕊の成熟期をずらして自家受粉を避けているといわれます。

余談ですが、かつて下駄を愛好していた拙管理人には、朴歯の高下駄が懐かしく、一本歯にもチャレンジしたことがありますが、慣れると普通に履けました。

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