Mateba-Shii Japanese Stone Oak. ブナ科(Fagaceae)マテバシイ属
日本固有種の常緑高木で、公園や街路樹によく植栽されています。巨大などんぐり(団栗)を付けます。タンニンの含有が少ないらしく、食用可能で、学名の[edulis]は英語の[edible]ということだそうです。 葉は全縁で厚く、表は光沢があって螺旋状に互生し、枝先に集まります。シリブカガシ(尻深樫:どんぐりのお尻=殻斗とよばれる『帽子』を被っていた部分が細くくびれ、天辺が凹んでいて、主に関西以西)に似ていますが、大きさ、葉脈(シリブカガシはやや小さく、より深く裏側に沈み込む)などで見分けられます 雌雄同花で、実は2年掛けて成熟します(クヌギなどと同じ)。 なお、葉の形がマテ貝に似ている(とは思えませんけど)とか、葉の付き方が掌を合わせチューリップのように指を開いた形なので全手葉だとか、怪しげな諸説があるようですが、どうなんでしょうか? ちなみに牧野富太郎博士は、『由来は不明』とされていらっしゃるそうです。
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