ツマグロヒョウモン・褄黒豹紋　[ Argyreus hyperbius (Linnaeus, 1763) ]

Tsumaguro-Hyoumon
Indian Fritillary in Japan.
タテハチョウ科（Nymphalidae）ツマグロヒョウモン属

♀の前翅のツマ（褄）が黒いのが和名の由来です。
幼虫はスミレ類に付きますが、ビオラ（パンジー）などの園芸品種も選り好みしません。このため、都市部を迂回することなく北上してきたと思われ、温暖化と共に分布を広げている昆虫の中でも、恐ろしいほどのスピードで分布の北限を広げています。昆虫の場合、成虫は多くの場合年１回の発生ですが、ツマグロヒョウモンは４〜５回とも言われています。
なお、とげとげの幼虫は触ると痛そうですが、無毒で刺しません。

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