オマケはちょっとサプライズ

2006年1月7日 茨城県南部

クロナガオサムシ君、以前と同じ寝床で寝てました。
竹の根っこからは、へぇ〜〜〜〜〜!という虫も出現してしまいました。

ざかざんっ!

・・・・と偉そうなもんじゃないですが、今年初採集に出掛けてきました。

去年の冬、虫を掘り出す喜びを刷り込まれちゃった茨城県のとっても南側にある、思い出の場所にやってきました。どの位南側かと言うと、後ろには利根川の土手が見えるほど南側です。

どうでも良いことですが、7年落ちのデジタルカメラだとフレアはこんなふうにカッコ悪く入ってしまいます。

去年からあった材はすっからかんに乾いてしまってます。フレーク状になっているところには、カブトムシの大きな蛹室(もちろん空っぽ)がいくつも残っていました。

そもそもこんな陽当たりの良いところに、クワガタやカブトの幼虫がいたこと自体驚きだったわけで、当然のことながら、今は何も出て来ません。

記念写真を撮っていると、ほよよ〜んっと小型の蛾が飛んできて、足下に。

んんんんん〜〜〜〜????

フユエダシャクやフユシャクじゃないなあ・・・

同定はひとまず諦めます。
  ▼
みんなで作る日本産蛾類図鑑さんに

クロスジキノカワガとご回答いだだきました。

いつもありがとうございます。

で、日陰にある杉材を見てみます。

ここにはいてくれないとちょっと困ります。

裏に入って、もぞもぞと掘ることしばし。

こんちゃ〜っ!

持ち帰りませんが、冬のスズメバチはじっくりと美しさを堪能できます。
触っていると、お尻から奇麗に輝く毒液(らしい)の“水玉”を出したり、大顎を大きく開いたりしますが、動きはゆっくりなので、問題ありません。

ヒメスズメバチです。黄色と黒の縞模様でお尻が黒いのは他にいません。

初遭遇なので、ちょっと嬉しいです。

レディーに対しては大変失礼ですが、

あんまり奇麗なので

お尻の模様を証拠にパチリ。

頭楯(とうじゅん)と呼ばれる人間の顔だと団子っ鼻に見える部分の形はオオスズメバチに良く似ていますが、お腹の先端が黒いので見分けがつきます。大きさはオオスズメバチ程ではありませんが、比較的大きい方です。人間の身体に纏わりつくように翔ぶことがよくあるそうですが、攻撃性は弱い種類とされています。顔も穏やかに見えませんか?

スズメバチの仲間を見かけ、危険を感じた時は、ゆっくり後ずさりしてその場を離れるのが吉です。左右への機敏な回避や手で振り払うのは危険ですので、気を付けましょう。

はい、今年もいましたクロナガオサムシ

いると判っていたはずなのに、やはり出てくると嬉しいものですね。なかなかりっぱな個体です。

こちらには、仲良く2頭。

ほんとうに狭い場所ですが、他に適当な場所がないためでしょうか、今年もちゃんといてくれました。

あまり荒らさないようにして、ここは切り上げます。

それではピューン!

と、次は場所探しに出発なのであります。

茨城県南部では、ちょっと有名な某沼の北側に到着しました。

しっかし!

撮り手の大勘違いで、西向きでした。以前遊びに来た時の印象で、北向きだと思い込んでしまっていました。

湿った小崖どころか、肝心の小崖そのものが見つかりませんってばぁ!

スマン許してくれ〜 ○| ̄|_

とっても良く手入れされた竹林があります。

枯れ竹はほんの僅か、かなり古いベニカミキリの脱出口が見られますが、その他は奇麗に整理されています。

一本だけむき出しになって枯れている竹の根っこがありましたので、割ってみました。

なんじゃこりゃぁあ〜〜!

とは言いませんでしたが、何だぁ!と思わず声が出てしまいました。

シブイロカヤキリモドキというらしいです。

クビキリギスに似ていますが、口がピンクでないのが見分けるポイントのようです。“虫の音WORLD”さんというサイトに判り易い写真があり、確認させていただきました。

それにしても驚いたなあ・・

今年初めての採集行は、大発会のようなご祝儀はありませんでした。

トップシーズンのポイント確保もままならいないレベルなので、

冬の採集場所も、ゲリラ戦術的になってしまいますが、また少し経験を積んで

失敗しながらも、好条件を見分ける眼を養っていけたらと思います。

 

次は何処に行こうかなあ・・・・

地図を見て想像するところから、楽しみは始ってますね。

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