今年最初のMポイント

2006年2月11日 黒光りの美しいゴミムシ、お土産はアオスジカミキリの“ゆりかご

久々、でもないんですが、冬に閉じこめられていると、

なんとなく外の空気を吸うのも久し振りな感じがします。

今年初めて、Mポイントにやってきました。

電話してみたのですが、Mさん(採り手の叔父)は不在でしたので、

親子で散策してみます。

駐車場脇にある農地と公園の境に、大きな合歓(ねむ)の木がありましたので、確認してみます。

ありゃりゃ

しっかりと食害されちゃってます。

それにしても凄いですねえ。幹の半分くらいは死んじゃってるんじゃないでしょうか。

ヨコヅナサシガメがなぜか一頭。

どうやら息絶えてます。

木の裏側には、大人の腕ほどもある長さ5メートル位の大枝が落ちていました。食害に堪えられずに落ちたものと思われます。

食痕もあるので、アオスジカミキリを期待して、プラケースに入るサイズにごしごしと切ってもらっていくことにしました。

後の楽しみができました。

一汗かいて、こちらから林の中に入っていきます。

日陰を探して、、、っと。

小崖を見つけてシャリシャリ・・・

まず、出てきたのはスジアオゴミムシです。

12月に掘り出した時にくらべて、良く動きます。

ほんの少しの気温差でこうなのか、それとも春を感じて活動準備期に入っているのでしょうか。

アオオサムシも出てきました。

こちらも、掘り出してすぐに歩き出しました。でもなんだかぎこちなくて、ふ節の反応が悪いみたいですね。もどかしげに動き、くぼみに頭を突っ込むと、すぐに休憩してしまいます。

こちらは、ヒメスズメバチ

比較的大人しいそうですが、さすがに大きな虫体で迫力もあります。摘んでみると、怒ったのでしょうか、武者震いのようなしぐさをすると、口を大きく開き、その後しばらく翅を震わせていました。

キイロスズメバチ(違うかも)もいました。

これは秋にはちょっと危険な存在になります。

オオゴミムシ(の可能性)

思わず声が出てしまうほど、艶があって美しい個体でした。ゴミムシ特有の香りを放つのですが、少しフルーティーなものが混じり、アオゴミムシのような強烈なものとは大分印象が違いました。

当初オオナガゴミムシかもとも思いましたが、オオナガにしては頭胸部が翅鞘に比べ大きいと考えています。

この後、ひと回りして、夏のポイントを確認して、林を後にしました。

寄り道をして、付近をうろうろしていたときに見つけたのが、このケヤキです。

民家の横、ゴミの収集場所脇にありましたが、見事なこぶこぶと、洞、それに上部にはなぜかシュロが生えていて、不思議な光景でした。奥に神社があるので、以前はそこの境内だったのではないかと思われます。

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