ぐるりと巡ってKポイントへ

2006年3月10日 Mポイント近く、小崖に粘土層のKポイント発見

3月5日に採り手が見つけた新しいポイントまで、いつものポイントなどもぐるりと探りを入れながら、巡っていきます。

まずは、つくばエクスプレス駅から(車なら?)ほど近い、ケヤキの洞。

ふむふむ、

暖かくなったらまた来よっと

お次は、いつもの森へ

 

雨模様ということもあって、空いてます。

仕事をしてる人の方が多かったです。

林縁のハンノキ。

シーズン中はいつ来てもハムシに占領されてます。

木道をとぼとぼと歩きますが、腐りかけてちょっとスリルがありました。

松、杉の朽ち木を・・・

きっといつも通りだろうなと

思っていたら、

やっぱりいつも通りで

コガタスズメバチ

  そして

クロナガオサムシ

ほらね・・・

 

あまり穴だらけにしないように、

新ポイントへ

 

えいっっと、踵(きびす)を返して南へ

Mポイント駐車場に車を停めます。

ゆとりのある駐車場はここだけなので、ここに車を置いて

Kポイントを目指すことになります。

Mポイントから歩くことしばし、

小雨の落ちる中、こんな道をてくてくと歩いていくのであります。

すたこらさと歩いていく採り手の後を、撮り手はえっちらおっちら、もうひと頑張りです。

おっと視界から消えてる。

おっ、着きました。

森の小路に突入です。

Kポイントはこのすぐ先であります。

ついたら、まず小崖を掘ります。

おっととと。いきなり越冬中のヨツボシモンシデムシが転がり落ちてきました。なかなか奇麗なシデムシです。ちゃんと意識して出逢うのは初めてだと思います。

ゴミムシ程ではありませんが、掘り出すと元気に歩いてました。

黒いお尻が見事に露出していますが、これは頭と勘違いさせるための一種のカモフラージュでしょうか?
 

期待に胸を膨らませつつ、掘り進みます。

クロマルハナバチです。

“クマンバチ”と総称される蜂の一種ですね。なるほど、少し湿って濡れている黒い体毛が熊のように見えます。

やた!アオオサムシ出ました。

採り手はポイント発見時、相当数掘り出していますが、撮り手はここは初めてなので、ジャンジャンジャカジャカなのであります。

写真ではどれもムラサキ系に写ってしまいがちですが、確かにここの個体は紫系でした。

いまはお馴染になった

スジアオゴミムシです。

ここでも強烈な香りです。

そして、掘り出されてからすぐに歩き出し、頭を隠してしまいます。

同じくスジアオゴミムシ

なんだかコウロギのような印象。

露出とピントが・・・・

せっかく良いアングルでアオオサムシを出したと思ったんですが、なかなかスッキリと写せません。

万年未熟カメラマンであります。

どうやら、モグラか、雨や乾燥への備えか、定かではありませんが、粘土質の層があると、そこに多く集まっているように見受けられます。粘土層がないと、赤土にも入り込むような印象なのですが、どうなんでしょうか?

で、ここにも

そこにも

いますねえ・・・アオオサムシの団地です。道の両側から出てきます。こりゃすごいなあ。

拡大画像

 

・・・・ということで、

採り手にとっては、見つけたフィールドの再確認のような形になりましたが、

撮り手にとっては、こんなにアオオサムシの濃いところは初めてなので

結構ハイになって、はしゃいでしまいました。

 

まだまだ初心者ゆえ、“こんなフツー種で喜んじゃって”と

お感じになることもあるでしょうが、

ハードルの低い種でも楽しいのが、初心者の特権ですし、

採れても、採れなくても(そりゃもちろん採りたいです!)

フィールドに出る、そのこと自体をいつまでも楽しみたいと思うのであります。

 

なお、今回は少し余分に持ち帰り、(といっても全部で8頭でしたが)

撮り手も3頭ほど展足に挑戦したのであります。

展足の結果は・・・・・

なんとかなれば公開します。ならなければ、エリトラ(翅鞘)の

アップ写真で誤魔化そうかと・・・・・うひうひ (^^

 >>>>>  目次 にもどる  <<<<<

>> KEI's昆虫採集記 <<

inserted by FC2 system