撮り手の独り散歩

2006年5月25日 埼玉県

単身赴任先でちょっと散歩中に出逢った虫たち

 

撮り手の赴任先は熊谷です。

この日、所用を済ませたところで、陽が傾くまでの数時間が自由になりました。

こりゃもったいないなぁ・・・・折角の晴れ間です。

いざ西へ。西へ行けば秩父です。。。長瀞です。。。山梨です。。。

でも今日はそこまでのゆとりはないので、寄居あたりを目処にできれば皆野・・・

いっけぇえ〜っ!

川本付近の国道裏、地元のトラックドライバーやセールスマンがよく車を停めて、休憩しているところです。

左の“こんもり”を覗きます。

キクスイカミキ

(拡大画像ありません)

活発に翔び回っていて、やっとファインダーに捉えることができました。

これまでは萎れた(茎を噛んで萎らせます)ヨモギにくるまるように隠れていた個体ばかり見ていたので、新鮮でした。

カメノコハムシ

ヒメジンガサハムシは誤同定でした。お詫びして修正させていただきます。ファイル名が『himejingasa***』となったままですが、お許し下さい。

ビロウドコガネの一種

(拡大画像ありません)

サイズが大きめでしたが、今の私には満点同定は難しいです。

コアオハナムグリ

広く勢力を持つ春から初夏の優勢種です。

薄曇りの空

スカッとしなくても嬉しい日和ですが、こういう天気が週末にやって来てくれないかなぁ

足元には、ヨモギ、カラムシなどがあるので、チェックしてみます。

アトボシハムシ

前にも★がある個体と、このように後ろの大きな★2つが目立つ個体があるそうです。

マルカメムシ

なぜか翅を拡げたままの姿でいました。

マドガ(拡大画像ありません)

活発な蛾です。

さかんに吸蜜していました。

ふと足元に気配を感じたので見下ろすと

おおっ

アオオサムシじゃん

(拡大画像ありません)

なかなか立派な個体です。

初めて見る変わった形の半翅目

ヒョウタンナガカメムシという種類のようです。

ハスジカツオゾウムシ

ゴールデンウィークにはちゃんと写真が撮れませんでした。アリクイやバクを連想させ、ほ乳類のような風情があります。

シマサシガメ(5令虫)

上品なヨコヅナサシガメといった風情です。

オジロアシナガゾウムシ

ゾウムシもなかなか面白い存在です。

オオアオモリヒラタゴミムシ(多分)
(違う種類と思います)

(拡大画像ありません)

カラムシの葉にいました。

路肩覗きはこれくらいにして移動します。

沢筋の仕事道です。

撮り手の背中には一服中のオトッァンがお二人。タバコを燻らせながら談笑中です。近くの墓地周りの下草が刈られてましたので、その作業中なんでしょう。

ご挨拶して、お仕事中の軽トラの近くに車を停めさせていただき、付近を翔び回る気になる蝶をチェックしに歩きます。

あぁあ〜 やっぱり

ウスバシロチョウだったんだ。

こんな風に写真を撮ったのは初めてです。薄馬鹿白蝶と揶揄されるほどゆったりとした独特の翔び方で、沢筋をのんびりと漂っていました。忙しくなるのは、(多分)♂同士が鉢合わせた一瞬だけで、もつれるように激しく翔びますが、離れるとすぐにのんびりモードです。

ちょっと摘ませてもらい、アップ!

やけに白い、粉っぽいゾウムシだな、

と思ったのですが・・・

リンゴコフキハムシ(拡大画像ありません)

というハムシの一種らしいです。

そろそろ時間です。戻って洗濯(溜まってるんですぅ)もしないといけませんし、翌日はちょっと重要な打合せもあるので、残念ですが帰路につきます。

杉と、ケヤキが置かれた

小さな土場で一時停止しました。

まだ、いるんですねえ。

ヒメスギカミキリ(拡大画像ありません)

ふわりと目の前に止まった

クワキヨコバイ(の一種)です。

半透明のベール状の翅がとても魅力的です。また一歩、半翅目の面白さに引き込まれてしまいました。

自販機に魅かれて、休憩所に立寄りました。

(拡大画像ありません)

躑躅(つつじ)に来ていた

クロマルハナバチ(多分)です。

ブンブンと心地よい羽音を立てて元気に翔び回っていました。

 

時間もなく、これといったカミキリムシにも出逢えませんでしたが、

所用の後、のんびりと洗濯をしたり、片づけをしたりして

惰性で過ごすよりは、

僅かな時間ですが、フィールドに出ることで

充実した一日になりました。

 

戻ってから、写真の整理、洗濯など慌ただしいことになりましたけど。

 

ということで、本日はこれまで

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