憧れを追いかける旅 結の巻 2006年08月03日 樹上の決闘。虎が虎であるために?寅さんも虎斑も辛い! |
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いよいよ、採集日、もとい最終日です。 午前中はノリウツギのポイントをチェックしています。 今日はどうかなあ・・・ |
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あはっ! ヤツボシハナカミキリの黒化型です。 エリトラ(翅鞘)のワンポイントが洒落てます。 |
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ミドリカミキリ ふむふむ、枯れ栗と、栗の花、それに材置き場のイメージがありましたが、こういう風に逢えることもあるんですね。 |
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ミドリカミキリ ネットから飛翔の図 ピントも甘いしブレも非道いですが、“躍動感”と、思いっ切り拡大解釈していただければ・・・ |
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わおっ! アオカミキリです。 最終日にも来てくれちゃったのね。うれしいなあ、これで心置きなく帰れるってもんです。 今回は二日目から2・1・1と都合4頭のアオカミキリをゲットすることができました。 つまり、これで生涯4頭目ってことです。 |
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オオムラサキ 道沿いの草についた滴でしょうか、水分補給をしているように見えました。 こんな風に腰をかがめて、写真が撮れたのも初めてです。 近くにクヌギやエノキは確認できなかったのですが、林道沿いのどこか近くに、環境が整っているんでしょうね。 |
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ヒメアカハナカミキリ この林道での最後のカミキリムシです。 カミキリ情報館によると、ダケカンバやブナにつくようですので、平地(いつもの茨城県南部)では得られないと考えて良さそうです。 ここで、ネットを畳んで出発します。 |
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さて、帰り道は桑を探ることにしました。 昨年、トラフカミキリが鈴なりだったポイントも候補にしたんですが、そこは止め、その西側を巻いて通る道で、桑を探してみました。 あったあった・・・秩父地方は養蚕が盛んだったようで、国道、県道にももちろん、ちょっと裏に回るとかなり雰囲気のある桑を見ることが出来ます。 ほら、あったでしょ。 |
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トラフカミキリ いました。大型の美しい個体です。 撮り手が撮影に夢中になっていると、背後から採り手の声が! 『トラフの喧嘩!、早くしないと終わっちゃうよ』
押っ取りカメラで行ってみると・・・ |
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闘うトラフカミキリ こりゃ凄い。 縄張り争いでしょうか。 採り手が発見するまでにどの位闘っていたかは、知る由もありませんが、採り手が見つけてから、片方が負けて飛び去るまで、カップ麺ができる位の時間がありました。 寅(虎)さん、虫の世界でも辛いようで。 |
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トラフカミキリ 普通、こういう睦まじい光景の方が目に付きます。 この辺の桑の太さといったら、一般的な桑畑のそれを遥かに凌駕していて、大木と呼んで良さそうなものが何本もありました。桑由来のあのカミキリの可能性も感じますので、できれば来シーズンチェックに来てみたいです。 満ち足りた気分とともに、今回の遠征はこれにて終了です。 |
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マイ・フィールドを出て行くときには、期待と、少しの不安が裏腹です。
Webからいろいろな情報が入りやすくなっている昨今、 図々しくお願いすれば、●■▲なら今ここで採れるよ! と、具体的な情報をいただくことも可能かも知れません。
・・・・・でも全部そうなっちゃうと・・・・・
出来る範囲で自力探索の余地を残しておこうと思います。 出逢えた時感じる ヨ・ロ・コ・ビ の質、 車で言うと速さや、馬力じゃなく、“動質”ですね。
生意気言ってますが、リンクページや、 巻末にあげさせていただいたような、錚々たるサイトと、 そこに集うみなさまの情報を、いつも参考にさせていただいています。
どこで線引きするか、人それぞれですし、正解は無いですが、 フィールドでは、素直に“やったぜ”と、叫んでいたいのであります。 |
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【 special thanks 】 ・ 何を置いても、出てきてくれた虫達に感謝 ・ ・ ▼▼ 勝手に覗いて参考にさせていただいています ▼▼ ・ 埼玉県の情報を参考にさせていただきました カミキリ情報館(池修さま) ・ BBSに集う手練れのみなさまの貴重な体験談を 昆虫クラブ(テンプルさま) > カミキリ梁山泊(07/09閉鎖中) ・ 採集記を読んでるだけで楽しいんですが、 甲虫採遊記(るどるふさま) 東京昆虫記録館(Genkaさま) THE INSECTER(びおすけさま) ・ その他 現地で出逢った親切な方々 急なガソリンの値上がりに、 |
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