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養蚕と桑(採集記じゃありません)

2006年8月19日 片倉シルク記念館をたずね、桑の品種を教わってきました

みなさん、暑い中あちらこちらで大活躍されていらっしゃるようですが、

私(撮り手)は、まあ、何といいますが仕事が遅いこともあって、

ひとり赴任先で残務処理などを試みていたりするわけです。

赴任先の近くに片倉シルク記念館というのがあって、旧熊谷工場の二棟ほどを残し、

常設で、養蚕の歴史を展示していて、入り口付近には桑が何本か植わっています。

今日は何やら小さなイベントもあって、館内を説明して下さる(多分)ボランティアの方も

何人かいらっしゃいましたので、失礼を承知で、『桑について何か資料はありませんか』

とお願いしてみたところ、私より少し先輩に見える女性が、

資料はないので、と、わざわざ表に出て、説明して下さいました。

一の瀬

蚕と同じで、桑も野生種を養蚕業に適するように改良されたものでしょう。

これが最も一般的らしく、桑畑では殆どこれだと思っていいそうです。言われてみると、葉の切れ込み具合など、見慣れた印象です。

清十郎

小葉も比較的ハート型というか、丸みがあるのが印象的ですが、私には他のものと区別はつきません。

これも比較的使われていたそうです。

水沢

一の瀬との違いが

まったく判らないんですけどねえ

枝垂桑

こりゃ判り易いです。

でもここ以外でみたことないですね。

フィカス

アメリカ原産のようです。

魯桑

すこしひねれたような枝と

葉がひし形に近く見えます。

臥竜(多分こう書くと思います)

枝がのたうつようにひねられて伸びています。

そもそも、どうやって見わけるんですか? と伺ったところ

そうだねえ、だいたい葉で判るね、あと樹形だね

とあっさりおっしゃるんですが、私にはもうなんだかチンプンカンプンで。

館内展示には、派手さはありません。

しかし、一企業が自社の歴史を誇りとし、残したものでしょう。

折々の従業員の方々の集合写真も、何葉か展示されていて、

感慨深いものがあります。

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