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定点チェック:カノコサビカミキリ確認

2006年9月2日 雑草扱いのホストは刈られ放題、何とか確認することができました

いつもの森にカノコサビカミキリを探しに来ているんですが、ホストは雑草扱い(ほぼ観光地なので、邪魔なんでしょうねえ)で、目に付くところ、手近なところは刈られてしまっています。

採り手は、高いところを狙って、ネットを持って別の場所をチェックしに行きました。

で、私(撮り手)は、叩き網を持って去年初めて落とした場所から見ていきます。

でも、だめですねえ。。。

ここは去年落ちてくれたところですが、もっこり感がまるでなく、いわゆる虫のオーラを感じません。

スカスカですもん。。

こりゃ今年はボーズかなあ・・・

とぼとぼと採り手が向かった方向に向かいます。

採り手がチェックしていた、カラスウリです。

手の届かないところなので、まだ整理の手が行き届いていない様子で、ちゃんと残ってます。

『どう?』。『二頭入ったよ、それと今まで標本にしてなかったので、カタシロゴマフも採っておいた』

えっ!またも、先を越されたかぁ〜っ。っと思いつつも、この状況だとかなり嬉しかったりします。

採り手の予想通り、高いところを掬ったらクモなどに交じってネットに入ったそうです。

採れたとなれば、後は叩き網にもと思うのが、人の常、いえいえ撮り手の我がまま。いひひ。

採り手にあれこれ知恵を付けてもらってチェックしていきます。

これは、キイロスズメバチの狩りです。

直翅目の脚がぽとりと落ちましたが、種類は判りません。ともあれ、翅も擦れており、頑張ってきたんでしょうね。こうしてみていると、健気(けなげ)ですが、これからの季節、巣に近づくのは危険な蜂です。

何やら種類は判りませんが、大きなクモが卵嚢らしきを抱えて、カラスウリの葉の表に陣取ってました。

クモは苦手なので、どいていいただき、あちこち叩くこと数分。意外と短時間で・・・

カノコサビカミキリ

 

やっと、撮り手の叩き網にも落ちてくれました。

小さな秋のカミキリムシです。

なんだかほっとする瞬間でした。

その後、林縁を見て回りましたが、追加は得られず、駐車場に戻る途中、大きなカブトムシが、バーベキュー場の裏にひっそりと、しかし目立つ姿で休んでいました。

これも今年最後になりそうですので、パチリ。

クモの巣が後翅に纏わりついていましたが、歴戦の傷痕も殆ど見られず、ふ節も爪もきちんとしていて、奇麗な個体でした。

カノコサビカミキリ(室内写真)

去年のように、ホストも生い茂り、数がいたら、頑張って生態写真を撮ってみたかったのですが、果たせませんでした。

カラスウリを少し貰って帰り、自宅で撮影しました。不自然ですが、ご勘弁を。

今年は、季節感がおかしくて、

シーズン後半がどうもちぐはぐでいけません。

 

・・・ でも ・・・

 

春から夏にかけて、いろいろなカミキリ達にも

出逢う事ができたので、幸せなシーズンだと言えますね。

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