遠くて近きは!?

2005年7月2日 秩父日帰り強行!力んだ割に・・・近かったりして

秩父市郊外公園の駐車場

梅雨の晴れ間、柏から一気に秩父まで日帰り強行です。予想外に順調で、午後早くに到着しました。途中のバイパス料金所をひらひらと舞うオオミズアオを目撃しました。昼でも鮮やかな美しさで、親子して見入ってしまいましたが、さて、オオミズアオははたして吉兆だったのか、まもなく結果がでます!

親子共々、途中のホームセンターで買った長靴に履き替え、いざ森の中へ!

ウスイロトラカミキリ

相変わらずそこら中にいます。

別個体アップ

最初5分ほどは、これといった動きがなかったもののの、その後は出るわ出るわ!種類は“撮り手”が単独で来た時と同じものが殆どですが、あちらから、こちらから、カミキリ君がお出迎えです。

ウスタビガ終令幼虫

ずんずんコナラから下りてきてました。繭は筑波でも確認してますが、幼虫は初めてです。触ると、上体をゆすりながらキーキーとカミキリのように発音します。 かわいい!

ウスタビガと判っていれば、繭作りも見たいし、持ち帰っても良かったのですが、家で羽化しても、戻してあげるまで生きていられるのか確信もないし、標本にするにも標本箱が一杯なので、写真を撮って、ちょっと触ってからさようならでした。

ヨツスジハナカミキリ

6月21日にはいませんでしたね。あちこちで産卵セッセでしたが、そうでない個体は飛び回っちゃって、撮影できません。

あ、翔んじゃう!

普通種ですが、冷静に見ると美しいカミキリで、飛び回る姿はなかなか活発で、ちょっとトラカミキリのような風情も漂います。

産卵中

ヒメヒゲナガカミキリ

お初ですよね!?

ヒゲとアゴがカミキリの特徴ですが、それにしてもこのヒゲ、邪魔じゃないの?と訊きたくなるほど立派な触角です。ちょっと切れ長の眼がカッコイイでしょ。

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キイロトラカミキリ

ウスイロ君と勢力を二分していました。

森の中にいるわいるわ。あっちにもこっちにも、いったん木の裏に姿を隠しても、数分待っているだけで、わさわさとまた出てきてくれます。森の中ではこの黄色がなかなか眩しく見えたりします。

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ニイジマトラカミキリ

一瞬コトラかとどきっとしました。

普通種でも初採集!嬉しいなあ。

トラカミキリらしく、見事なコントラストで目を奪われます。

写真がちょっと“ネムイ”のが残念!

クロホシタマムシ

前回は生態が撮れませんでした。翔び立とうとした瞬間ですが、シャッターラグを考慮しすぎました。微妙にタイミングが・・・・2001年発売とはいうものの、画質は今も許容の範囲ですし、カラーやトーンの出方も素直なんですが、このシャッターラグに関しては、愛機coolpix995の厳戒、もとい限界かな・・・・・・型落ちでも良いからD70が欲しいなあ、と危険な思想に染まりつつあります。しかし、まだまだ機材の所為にするには“ひゃくまんねんはやいわよ!”と言われてしまいそうです。(撮り手より)

放置されてしまった桑畑に突入

真夏はトラキチクンを期待してますが、、、、数年以上経ていると思いますが、桑の古木が沢山あります。仕事で奥に入る人がいらっしゃるようで、道は水たまりがあるものの、整備されています。。。。。嬉しいことに、ここを観光客が通ることはありませんので、のんびり道を歩いているだけで、桑につくカミキリを探すことができます。

真夏になったらまたトラキチクンに会いに来るつもりです。

キボシカミキリ

やっぱり・・・・キボシパラダイス、というか王国になってました。夏に桑場に行くと、必ずと言っていいほど出会うカミキリです。まず例外なくいますので、見飽きているのですが、鮮やかな個体や、大型の個体に出くわすとやはり心躍ります。長い触角を斜め上方に開いて、飛び交う姿もキレイですが、初めて手にしたときの感動はさすがに蘇りません。残念。でも、横から見るとカッコイイでしょ!

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アオダイショウ

長瀞に降りてきて、沢筋を物色中に。

クヌギにはり付いていました。

全長2メートルほどはあるでしょうか、もしかしたら超えていたかも。

これほど大きいと、持って帰るか、触るかしてみたくなります。ネットに入れて遊んでみようと思ったのですが、沢側の斜面に落ちてしまいました。

ヘリグロリンゴカミキリ

芸術的な色使いです!すっごい好きかも。シラハタリンゴカミキリも素晴らしいですが、甲乙つけ難い素晴らしさです。初採集!秩父の桑畑と長瀞で合計3頭。
叢にヨモギがあったので、これを目当てに飛来したのかも。

リンゴカミキリは標本にすると美しさが落ちるので、できるだけ生きている姿を撮っておきたいですね。

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トガリシロオビサビカミキリ

初採集!

コブコブが迫力の、

惚れ惚れするシルエットです。

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セミスジコブヒゲカミキリ

以前採ったのは、触角の大きなこぶが二つあったので、これで雄雌揃ったってことです。

♀はこの写真のように触角のコブはひとつだけだそうです。

・・・・ってことで、お嬢様初採集です。

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梅雨の晴れ間を確認して、柏から秩父まで日帰りを強行しました。

途中野田のお城付近で渋滞があって、時間ロスがありましたが、

その他は予想外に順調に流れていて、午後早くに到着しました。

ロングドライブの甲斐あって初採集種にも沢山出会うことができました。

普通種ですが、キイロトラやウスイロトラの行列も堪能しました。

次のシーズンへの期待が膨らむようなポイントも、何ヶ所か目星をつけることができました。

一番大きな収穫は“秩父も意外と近いぞ!”という事実かも知れません。

 

ってことは、秩父が“いつもの”フィールドになるってこと?こりゃすごい!

さておき、動かなければ何も起こらないよなあ。。。。と親子で納得したのでした。

ps:本日最後の宴となるはずの夕飯は、残念ながらハズシテしまいました。

   次は、食べる場所もチェックしてから出掛けようと思います。

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