トラ・トラ・トラ!

2005年7月28日 茨城県南部 久し振りのフィールドでトラフカミキリ爆発
トライアンフな一日となりました。

詳細は省略させていただきますが、今回は筑波山復帰採集行となりました。

前回の宿題も済ませたかったんですが・・・

常磐道SA

暑いです。トラフカミキリ日和かも

筑波山近くの河川敷の桑、桑、桑

この河川敷にはクルミがあったので、少し前に覗いてみたんですが、下りてみたら、良い具合の桑がありました。

5月位から何度か探りを入れていたところです。

角の桑が怪しい雰囲気です。・・・

どれどれ・・・・・

探っていきます。

ああっ!

今年初めてのトラフカミキリです。

お取り込み中失礼します。

 

(“トラカミキリ”だと、トラカミキリ族の一般呼称と紛らわしいので、本日からトラフカミキリに統一しようと思います)

大きい!

実はオオトラも真っ青と思われる巨大個体がいたのですが、慎重になりすぎたためか、逃してしまいました。

残念!

でも、沢山いたので嬉しい!!!!

ヒメクロイラガ

かなり個性的な蛾です。

イラガの仲間とは判りませんでした。

筑波山駐車場

桑も良いですが、お次は筑波山で、ヤツメカミキリにもう一度出逢うことです。

初遭遇した、記念すべき場所です。

しかし、今回は空振りでした。

もう遅いのかも。

筑波山北側公園

もう一つのポイント。前回パラダイスだったところですが、今日はどうでしょうか。。。

ちょっと静かすぎる感じもしますが。

じっくりと覗き込みます。

ヤツメカミキリ

 

いましたぁ!

ありがとう、よくぞ出てきてくれました。

光の加減で色味も違ったりもしますが、

こちらは少し緑系?

ヤツメカミキリオオコクヌスト

オオコクヌストの幼虫は、松材について共食いしたり、マツノマダラカミキリなどの幼虫を襲うと聞いています。

成虫はこうしてヤツメも狙うんでしょうか?

それともただの偶然?

オオコクヌスト

寄ってみると、なかなかカッコ良いです。

しかし、その食生活を考えると

好きになるのは難しいですね。

筑波山を下り、河川敷を通り、いつものフィールドへ向かいます。つまり、前回やり残した本当の宿題ですが、すでに半月が経ち、虫達にとっては季節はすっかり替わってしまっています。

でも、行ってみないと、気持ちが治まりません。

それに、虫たちは人間が考えるほど単純でもないですから、いてくれるかも知れない、きっといてくれる、いて欲しい、などと思いを募らせながら移動します。

アトモンサビカミキリ

ピントとアングルが悪いですが、、、

小さいながらも背中のこぶこぶが

なかなか素敵です。

ということで、いつもの森の公園に戻ってきました。

アカアシオオアオカミキリを待ちます。

こんな開けたところですが、それなりに虫が集まります。上級者の方が追いかけるような珍品はいませんが、スズメバチに不用意にちょっかいを出さないこと、やぶ蚊が多いことなどに気を付ければ、未就学の子供でもアプローチできる楽しいフィールドです。秋にはガチャガチャ(クツワムシ)の合唱で、耳が痛くなるほど賑やかです。つまり、“フツーの”森ってことかも。

ウスバカミキリ

日も暮れて、間も無く出逢いました。

相変わらずおっかない顔をしてます。

しかし、性格は大人しく・・・

などということは決してなく、複数で飼育しようとすると大騒ぎになりますので、注意が必要です。

産卵も追い込みでしょうか。

迫力迫力。

森の食堂

クヌギは森の食堂です。昼はカナブンやスズメバチ(夜もいますけどね)で賑わい、カミキリは殆どが夜出てきます。

ミヤマカミキリ

シロスジトモエ(多分)

今夜のクヌギはミヤマカミキリの天国でした。

ムクゲコノハ

キレイな個体です。羽化し立てでしょうか。

蛾の仲間は、後翅に奇麗な色、模様を隠していることが多いです。

産卵中のミヤマカミキリです。

この森には普通にいる巨大カミキリです。

去年は丁度今ごろ、この森で大暴れだったのに、アカアシオオアオカミキリは現れません。どうしちゃったんでしょうか。

遅かったのかな?

ノコギリカミキリ

近くにあるテニスコート脇の自販機にいました。

スピードライトの光で胸がてかっていますが、ニセはないと思います。

ビロウドカミキリ

初採集かも。

まさにビロード状に毛が密生していて、角度によって微妙に模様が変わります。

写真が悪く、ビロード感が伝わらないのが残念です。

 

前回、トラブルのために夕方の採集をやり残してしまい

復帰も兼ねてやって来ましたが

残念ながらアカアシオオアオカミキリには逢えませんでした。

今回は、普通種ですが大型のミヤマカミキリが

あっちのクヌギ、こっちのクヌギにやって来ていて

翅音も迫力満点でした。

昼間は、大好きなトラフカミキリや、ここに写真はありませんが

夜のたらの木ではセンノキカミキリが台本通りに何頭もついていましたし

久しぶりに山の空気と採集を堪能することができました。

 

リスタートとしては十分すぎる成果があったと満足しています。

リスタートまでの間、いろいろとご心配くださり

励ましのメールなどお送りいただいたみなさま

ほんとうにありがとうございました。

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