超オサムシ?

2005年12月24日 茨城県南部
クリスマスプレゼントは初遭遇の美麗ゴミムシでした

お寒うございます。

クリスマスイブに筑波山裏、雪入ふるさとセンターにやってきました。

センターは開館中ですが、来訪者は私たちの他にもう一家族だけでした。

この付近は、南向きで景色もばっちりですが、見事に陽当たりもよく、当然ですが乾き切っております。

休憩がてら、さらっと歩いて、車に戻ります。そして日陰のありそうな場所に移動します。

前回の筑波山の反省から、今日は陽当たりの悪そうな場所を歩くことにしていましたから。。。。

チャバネフユエダシャク

移動して、車を置き、崖や材を探しているところへ、ひらひらと飛んできた蛾がありました。あ、フユシャク!、と思ったのですが。生活はフユシャクのそれと同じようでして、♀は白黒斑のある太い胴に翅の無い姿をしています。

後日東京農工大昆虫研究会さんの掲示板でオオトラ会事務局さんから、“フユシャク”そのものは分類学上のものでなく、このフユエダシャクもフユシャクの仲間と解釈されることを教えていただきました。どうもありがとうございました。

撮り手が、チャバネフユエダシャクの撮影に手間取っている間に、採り手は早くも崖をしゃりしゃりと探りはじめています。

いきなりこんな車道脇の小崖にいるなんて、そんなラッキーなことが・・・

ありゃ!?

でちゃいましたね。

しかも初遭遇の美麗ゴミムシ。

スジアオゴミムシです。

きっれいですよねぇ〜!

ところが、というか、当然ですが

この寒さでも例の香りは強烈にやって来るのでありますね。ぼよよぉ〜〜〜んと。

で、軍手の上で寝ぼけているの図。

ぐったりしてますが、たっぷり香りを振り撒いた後であります。

またお逢いしましたね。

こちらは、ツクバクロオサムシ(仮称)です。5月にはこの近くの山道を歩いているところに出逢いました。

こんな間隔で冬ごもりしていました。

スジアオゴミムシと同じ小崖です。

こちらも、独特の香りを発します。

撮り手は直に嗅いだことはありませんが、採り手によると、ゴミムシとは違って、

『・・・こっちはウ○コ系かな。
     お父さんも嗅いでみる?』

もちろん遠慮しましたけどね。

冬のオサムシやマイマイカブリを掘り出すのは面白いですが、

ゴミムシにはちょっと気が引けるのも事実でした。

しかし、今回スジアオゴミムシに出逢って気持ちが変わりました。

美しいです。

強烈な香りのことを差し引いても、

追いかけ、撮影し、採集し、標本を保存するだけの魅力があります。

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