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ウバタマコメツキの脂抜き

ガン黒でアブラギッシュなウバタマコメツキ君 ホワイトニング大作戦です。

食生活の乱れか、時代遅れの流行をまだ追いかけていたのか、我が家のウバタマコメツキ君、真っ黒に脂ぎっちゃってます。

これじゃちょっとモテナイよねえ。

じゃじゃじゃんっ!

GenkaさんのWebを拝見したとところ、

アセトンでスカシバガの脂抜きを
されておられました。
早速真似しちゃいます。

アセトンはないので、
衣類用の染み抜き“ベンヂン”です。

専用の美顔風呂は、

フィルムケースがぴったしでした。

ちょっと狭いけど、経済的でありますナ。

ほぼ一晩お入りいただきます。

湯上がりさっぱり、イイ感じ。

こりゃ思ったよりいけるぞぉ〜〜!

他のガン黒軍団も順番に美白しちゃおかな。

 ああ〜 さっぱりした

 

昆虫の中には、標本にすると油脂が染み出して来るものがあるそうです。

クロカミキリが有名らしいのですが、元々黒いので、気付きませんでした(^.^)。

ウバタマコメツキはコメツキとしては大型で、オオサンショウウオのように

頭でっかち(実際の頭は小さく、前胸が超巨大化しているのですが)で

とても愛嬌もあって、可愛らしくて大好きな虫のひとつです。

しかし、標本にすると少しずつ黒化してしまうのが難点です。

 

“脂かも知れないな”、とは感じていましたが、

Genkaさん(いつもお世話になっております)がご自分のサイト(掲示板)で

スカシバガの脂抜きを公開されておられるのを拝見して、決心しました。

アセトンはないので、簡単に少量手に入るベンジンで試すことにして、

まず脚が一本取れてしまっていた標本をサンプルにしてみました。

予想外に奇麗になったので、他の個体も脂抜きをしていくことにします。

 

なお

大規模な脂抜きを、るどるふさん

公開されていますので、

ご参考にご紹介させていただきます。

 

>>> ご注意 <<<

アセトンにせよ、ベンジンにせよ、溶剤を扱う時は

換気と火気には十分注意する必要があります。

それかから、上記のおふたりがおっしゃっているのは

浸け過ぎると非常に脆くなるということです。

今回は偶然にも時間が良い具合だったのか、虫体の特性か判りませんが、

それほど脆くなっていませんでした。

50センチ位から床に落としてしまったのですが、ダイジョブでした^_^;

自信が持てない時は、短めから試すと良いようです。

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