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アカガネオサムシの触角修復

いきなり本番かぁ!? アカガネオサムシの触角修復に挑戦かも

いつもは採り手が全部やってくれる展足です。アカガネオサムシは数も少ないこともあるし、普段なら撮り手の私がすることはありませんが、エリトラ(翅鞘)のアップを撮りたくて、針無し標本にトライしました。まあ、それなりにカッチョ良く仕上がってきたし、

どれどれ、写真でも・・・・

ぎゃぁあ

後で切り抜き作業がしやすいように、白い紙の上に載せようとしたところで、手が滑りました。

しょっ・しょっ・しょっ

しょじょじ・・・じゃなくて、

触角がぁあ

唖然とすることしばし。

エリトラは救えているので、駄目元で修復にトライしました。

木工用ボンドと、プラセメント、先細ピンセット、ティッシュ、微細加工用眼鏡(これは私の秘密兵器・眼科のお医者さまも使える仕様になっています)、ルーペなどを取り出しました。

奇跡的な復活です。触角にある毛は接着剤の影響で潰れてしまいましたが・・・・

遠目で見ればなんとかなりそうです。

意外だったのは、精密ピンセットで掴むよりも、不器用な指で摘んだ方が、乾燥してしまった触角を潰すことがなく、破損部分が接着剤でぶら下がるように、接続してから、ピンセットで位置や向きを調整する方が理にかなっているかも知れないと思えた事です。
器用な方は、ピンセットでもっと細かな作業をされるのでしょうが、私にはこういうやり方が良かったようです。

ともあれ、気を付けなくっちゃ。

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