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ハナナ(菜の花)  2016年03月18日b 千葉県

ハナナ

Hana-na(花菜) in Nagareyama city, Chiba prefecture, Japan.
Hana-na is a breed of 'Chirimen Hakusai'(variation of Napa cabbage).
[ Brassica campestris subsp.Napus var. pekinensis ]
アブラナ科アブラナ属

花は整った[十字形]で、萼片は開出(花弁から離れて大きく開く)しています。

私たちが[菜の花]と言っているのは、アブラナ属の花のことで、アブラナ(ニホンアブラナ)、セイヨウアブラナ、セイヨウカラシナ(カラシナ)などです。アブラナ(ニホンアブラナ)はあまり見られないようで、土手などに黄色い絨氈を作っている殆どはセイヨウカラシナだそうです。アブラナの花はほぼ十字形ですが、カラシナの花は縦横比が違っていて、ややH字型に見えます。ハナナはニホンアブラナに似ていて、葉がより縮緬状になっています。

以下代表的な菜の花の簡単な識別点です。

★茎中上部の葉は
  │
  ├─ 茎を巻かない → カラシナ(セイヨウカラシナ)
  │
 茎を巻く
  │
  ├─ アブラナ(ニホンアブラナ) 【注】ハナナ:花菜に注意
  │    葉はしわが多く、薄い → ハナナは縮緬状に強く縮れる
  │    花の萼片は開花時に開出する(花弁から離れている)
  └─ セイヨウアブラナ
       葉は皺が少なく、厚い
       花の萼片は開花時はあまり開出しない(花弁を支えるような感じ)

【注】ハナナ(花菜)はチリメンハクサイの改良品種と記されている
 

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