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ニンフホソハナカミキリ   2010年06月01日 茨城県

ニンフホソハナカミキリ

[ニンフホソハナカミキリの触角は先端から2節半が白い]というのが、近似のタテジマホソハナカミキリとの有力な識別点とされていて、図鑑にもそのような記述があり、私はそこが“決め手”だと信じていました。しかし実際にはこのように[触角だけでは]非常に紛らわしい変異もあるそうです。見る人が見ると一目瞭然。迷いようもないらしいのですが・・・

初心の上に生来の盆暗+老頭児、しかも片方しか実物を見た事が無い哀しさを痛感した次第です。

両種の違いに関して、[カミキリ情報館]のBBSで、私のレベルでも判り易くお教えいただきました。

タテジマホソハナカミキリは、前胸背がより裾広がりで、シルエットが太く逞しい印象になります。また上翅の模様も落ち着いて観察すると違いが判ります。大変参考になりました。みなさまいろいろとありがとうございました<(_ _)>

残念ながら我が家にはタテジマホソハナカミキリのサンプルが無いので、いずれご紹介できればと思っています。

フィールドに出ていると、子供たち(彼らにとってはとてつもなく大きく長いネットを持ち、長靴を履いて森の中を歩き回る大人なら、大概のことは知っていそうに見えるかも知れません)に[これ何?]と問われることがあります。そのとき、名前だけでなく、誰でも見分けられるポイントを端的に話してあげられると良いのですが、なかなか難しいです。昔お世話になった科博の村山先生は、相手に応じた言葉で判り易く天文のことをお話ししてくださいました。先生のような平易な伝え方が少しでもできれば、細やかな恩返しになると思うのですが、相手のレベルで判り易く話すというのはとても難しいことだと痛感しています。

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