EMERGENCE of Purpuricenus temminckii 2007年4月9日 採集記ではありません。ベニカミキリ羽脱の瞬間です。 昨年2月に手賀沼畔で採取したモウソウチクを室内保管していました。 |
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ここ2年ほどですっかり馴染のベニカミキリですが、羽脱シーンは心躍ります。 2007年4月9日今年3頭目のベニカミキリが羽脱しました。 2006年2月採取のモウソウチク(節が一重)からです。 今年も出たなあ、そろそろお終いかなあ、と思って何となく見ていると、 どうも羽脱を確認した数より穴の数が多いような・・・・。 数えてみると、確かに穴が一つ多いのです。 で、今年できたと思われる穴を・・・ |
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22時35分12秒 やはりいました。グッドタイミングなことに羽脱しようとしています。 眠気が来る前に出て来てくれるでしょうか。 |
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22時48分53秒 竹を机に置き、待っていると、前脚で探るようにしてから頭を出し、羽脱口のサイズを確かめ(実際は違うでしょうが、そう見えます)ては、周囲を少し齧って拡げています。 |
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22時53分54秒 ぬもぉお〜〜〜〜、と胸まで出てきました。 いよいよ羽脱です。胸を出したときよりも、前脚と中脚を横に踏ん張っています。 |
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22時54分04秒 昨年見た羽脱では、もっと小さな穴から強引に、すっとこどっこいと引っ張り出すようにしていましたが、こちらは充分な広さがあるので、するすると出てきてしまい、撮影アングルを選ぶ余裕もないほどです。 |
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22時54分34秒 昨年そうだったので、すぐに触角に残った脱皮殻を落としたりするかと見ていたのですが、穴を拡げる作業で疲れてしまったのか、一仕事終えたような風情で休憩モードに入っていました。 |
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【くだらない後書き】 撮り手に赤といえば、なぜか山口百恵嬢が浮かびます。Red Sensation(ドラマは見てなかったです)、“真っ赤なポルシェ”(Playback Part2)、“百恵の赤い靴”(トヨタターセルだったかな?)、・・・ベニカミキリの羽脱を撮りながら、Red Sensationが脳裏を過(よぎ)ったのでした。 さておき、今回は頭を出し、全身が出るまで逡巡(しゅんじゅん)もなく10秒ほどの早業でした。昨年3月の羽脱時には、穴が小さめだったためか、羽脱工程全体は長かったですが、何度か逡巡した後、最後に躙(にじ)り出るときには20秒程で出ています。 |
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