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友有遠方に出ずる?思い出の場所は今。

2007年6月2日〜3日 撮り手が昔の仲間と旅行に出掛けました。

なので、採集記ではありませんが、虫も居たことは居たので、記録だけしておきます

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こんな天気の良い週末に、撮り手一人、高速を走っております。

なぜにゃらば・・・

古ぅ〜い友人と旅行に出掛けるのですが、待ち合わせ場所が、長野!全行程の半分以上のところです。

パーキングも空いております。

ここで、電車で合流チームに『予定通り着きそうだぞぃ』とコール。鉄路も順調らしいです。

長野で合流後、レンタカーと2台のミニコンボイを組んで、向かったのは善光寺。。。

そう、しつこいようですが、旅行なのであります。

若いころなら、山か森か・・・今はあちこち見たり、食べたり、すっかり“大人の旅行”の匂いがしますが、どこに出掛けてもストレスフリーなのが何より有難いわけです。

善光寺(とても“美味しそう”な欅もありましたけどここはちとまずいのでスルー)を出たら、戸隠へ。

そう、蕎麦食べました。美味しかったです。

 

蕎麦を食べたら、腹ごなしを兼ねて、戸隠の森を散歩です。

さすがに元生物部、歩くとなると、徹底して歩きます。

虫を探し、写真を撮り撮りの私といえば、

いつものフィールドとまったく同じで、

あっという間に置いていかれてしまいます。

 

ともあれ、そんな風に撮影した虫たちのご紹介です。

ベニヒラタムシ

大分馴染んできたムシですが、ここでちょっと疑問が出てきました。

5月に奥秩父で撮影したものと、エリトラ(翅鞘)の点刻と色が明らかに違います。どうやら奥秩父のものはエゾベニヒラタムシではないか?と思い始めています。

 → 奥秩父の“ベニヒラタムシ”

トホシハムシ

地味な色だなと思ったのですが、これはこれでなかなか良いですね。

エゾハルゼミ(多分)

『ハルゼミが鳴いてる』と言われ、セミはセミだなあ(春と付く割にウルサイのでありました)と、妙なところに納得していたのですが、目の前に見ると予想外の大きさにびっくりしてしまいました。

オトシブミ(♂)

空気の澄んだ自然豊かなところで見ると、妙に鮮やかに感じてしまいます。

ルリヒラタムシ

これはびっくり、散歩中にひょいと出逢えるとは思っていませんでした。

ベニヒラタムシに比べて二回りは大きく、輝くエリトラ(翅鞘)もとても美しく魅かれます。

横から見ると、やはり見事なヒラタ君です。

ルリヒラタムシを鑑賞後、またすたすたと歩いて行ってしまう友人たち。

見知らぬ方もちらほらいるようないないような、良く見えないんだなあこれが。あのがに股はすぐ判りますけど。

妙に気遣われることもなく、なのでこちらもマイペースで、あっちを覗き、こっちを見上げしつつ、歩いていきます。

キオビホソナガクチキ(多分)

忙しい虫で、なかなか落ち着いてくれないという話しも聞きましたが、産卵中は普通の虫のように撮影できます。

シモフリコメツキ

ふと見上げると、目が合った。そんなふうに樹上から見下していました。

スジモンヒトリ

戸隠を抜け、あちこち周りながら妙高高原の宿に着こうとする、直前。先行車が突然Uターンしました。あれれ、と、目の前の駐車場へ。

・・・アルコール補給でした。

結果的にここで、蛾の写真を何枚か押えることができましたので、これもオッケー!

キバラゴマダラヒトリ

腹部の確認を忘れてしまいましたが、斑紋を見る限りでは大丈夫だと思います。

カラフトゴマケンモン

ケンモンだろうとは思ったのですが・・・

ナシケンモンでも無し(おいおい)。。。調べてみたところ、どうやらカラフトゴマケンモンのようです。

 

こんな出逢いもあった、その夜。仕入れたアルコールがどういう効果を発揮したかは、ほぼみなさまご想像の通りですが、もちろんここでは書きません。

翌朝、出発直前に、宿の裏にあったナナカマドの花が見事に咲いていたので、チョッカイを出してみました。

最初に目に付いたのが・・・

ジョウカイボン

飛来した時はカミキリかと期待したのですが、ありがちですね。

アシナガコガネ

ここでも、わんさかついてました。筑波並みかそれ以上、ネットに付くと、離れてくれず、厄介です。

アシナガコガネ

葉上に珍しく単独でいました。

 

 

 

以下、今回は採り手がいてくれなかったので、全部ケースに入れてから、帰宅後の撮影です。

ホンドアオバホソハナカミキリ

正真カミキリムシげと!

ツヤケシハナカミキリ

カミキリ二号げと!

クビナガムシ

掬(すく)った時には、初物のピドニアかと思ったのですが、撮影したら、これです。_| ̄|○

今回の虫達を採り手に郵パックで送ったところ、『キベリクロヒメハナカミキリが入ってたよ』とメールがありました。全部クビナガムシかと思ったら、真正ピドニアが入っていたのでありました。まずはメデタシメデタシですが、気付かなかったのには半分反省、半分落胆なのであります。

キアシカミキリモドキ

これも、エリトラ(翅鞘)のスマートなカミキリって何だっけなあ、と思ったら、

前胸背が全然カミキリしてないんですもんねえ。冷静に見れば、なるほどカミキリよりもモモブトカミキリモドキに近いです。

その後はあちこち巡りながら、白根山で湯釜見学と昼食。

左側には昔は無かった爆裂口のようなものもできていました。

気温10℃。長袖着ちゃいました。

 

その後、懐かしい合宿所などに立ち寄りながら、

軽井沢で友人と別れ、一人赴任先の熊谷に向かいました。

 

眠気が心配でしたが、道路事情もよく、

居眠りする間も無く順調に帰熊したのでした。

 

 

幹事さん、またよろしくお願いしまっする!

 

以上、撮り手の小旅行顛末でした。

 

来週から茨城復帰ですが、天気が心配かも。

梅雨ですもんねえ・・・・

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