KEI's昆虫採集記:採集記バナー

南茨城は我が家の平和的 GROUND ZERO

2007年6月16日 県南も忘れちゃだめ! 我が家的嬉しい悲鳴でありました。

  ありふれたカミキリ達も、ここ県南では格別です。

  世間的な『お?』、『あ!』、『ほぉ〜!?』はありません。

  って、このサイトがそもそもそういうもんでした。

  しかも懲(こ)りないことに翌日編も準備中だし。あらら。

昆虫写真のサムネールをクリックすると拡大画像が別ウィンドウで開きます

梅雨入りして間も無いはずが・・・

真夏か!

・・・ってほど陽射が暑いです。

我が家のブルーベリーの実も

スッカリ膨らんできました。

スミレを捨てないで!

とお願いした甲斐があってか

ツマグロヒョウモンの幼虫
(拡大画像ありません)

都合4頭確認できました。

こちらは、まだ2センチ程。

こちらは終令でしょうか4〜5センチ。
(拡大画像ありません)

もうすぐ蛹化(ようか)かな

こんなカミキリ日和(びより)ではありますが、今日は撮り手の娘(採り手の姉でもあります)の誕生日を祝って夕方には食事会が予定されてます。

なので近場でプチ採集。

それに、久し振りに筑波周辺を!という気持ちも盛り上がっていましたし。

やって来ました筑波山麓某所。こんなところには必ずある薪(たきぎ)置き場をチェックするためです。

ちょっと古い材が多くなってしまっています。

ミドリカミキリ

ほんのちょっと脚を伸ばせば、出逢うことのできる、里山の看板娘的カミキリムシです。本日は一頭だけでしたが、幸先(さいさき)の良さを感じさせてくれました。

ツマグロハナカミキリ

少し古くなっているスギに来ていましたが、産卵に出逢ったのは初めてかも。

ムツバセイボウ

売れっ子モデルのように超美麗で超多忙。

忙しく動き回るため、なかなかこれだ、という写真に収まってくれません。なので、数で勝負!

同じ個体の写真を加工して合成しました。

ホソトラカミキリ

ちょっと爪先立ったような、珍しいポーズで固まっていたので、パチリ。これも単体だと結構忙しいカミキリムシです。

ミカドガガンボ

これは恐れ入った馬鹿でかさです。

採り手には向かって左側に手を置いてもらい比較したのですが、画面に収まり切らないので、同じ縮尺で合成しました。

実際には手が少しだけ前にあったので、脚を含めると大人の掌(てのひら)くらいの面積を占めていることになります。

ミカドガガンボ

胸のあたりを拡大してみました。

拡大画像をご覧いただければ、見事なサイズの平均棍(こん)が確認できます。

肝を冷やしたところで、“可愛いあの娘”に逢うために、少し移動します。

梅雨の晴れ間のアイドルはヌルデの住人です。

ヌルデは低山や里山でも多く、目指すカミキリムシは、その気になれば(ネットには3メートル位のシャフトが必要かも)簡単に見つけられるのがありがたいです。

ヨツキボシカミキリ

そこらの子犬に負けない可愛い瞳と、美しいエリトラ(翅鞘)を持つ、活発な小型のカミキリムシです。

葉裏にいることが殆どなので、まずルッキングして低いところにいれば、写真を撮ります。高いところならネットで掬(すく)いますが、見つけられなくても掬ってみると結構入っていてくれます。今日は数が出ています。

ふと、足元を見ると・・・

忍冬(スイカズラ)にシラハタリンゴカミキリの食痕がありました。主はもういませんでしたが、ここでも発生していることが確認できたのは何よりでした。

マダラアシゾウムシ

コナラの幹からタテハ(ヒカゲチョウ)が何頭も翔び立ったので、樹液の出ている付近をチェックしたところ、シロコブゾウムシくらいの大型のゾウムシがついていました。このコブ、最初は大きなダニの寄生かと思いましたが、蝦蟇(がま)のイボイボのようにも見えます。それにしてもお見事!

筑波周辺に何ヶ所か作られている森林公園ですが、それほど大掛かりなもんじゃありません。もともと山裾や、麓の森の中なので、広場、休憩所、駐車スペース、それらを歩きやすい道で結べばオッケー!

冬にオサムシを探してうろうろしていたときに見つけておいたポイントです。上部の広場からの見晴らしを確保するためらしく、樹が見事に刈り込まれた一画があり、その材が傍(かたわ)らに無造作に置かれています。

キスジトラカミキリ

むふふ!予想通りそこそこカミキリが来ています。ご近所の4番バッター的な美しく活発なトラカミキリです。

気になったのがこれです。

どうみてもシロダモにカミキリの食痕。

葉を貫通していない、クスノキの仲間に付く・・・ヒメリンゴいたかも。

宿題ができました。

ヨツスジハナカミキリ

黄金色に輝くハナカミキリですが、数が多過ぎるのが唯一最大の・・・・

好きですが、これだけを狙って山に入ることはありません。

ヒメクロトラカミキリ

今回は栗の葉裏にいました。花を掬って出逢う事が多いです。

なので、ちょっと新鮮でしたし、撮り手的には生態写真を撮れたのがオッケーなのであります。

カタビロトゲハムシ

判り易い名前です。それにこのトゲトゲ。甲虫好きな方ならスルーできないはずです。

エグリトラカミキリ

産卵中でした。こちらも普段ならとても大人しくカメラの前に止まってくれるようなカミキリムシではありません。走るし、翔ぶし、大変なんですから!?

材もひと通りチェックしたところで、再び道路脇のヌルデチェックに出ます。

ヨツキボシカミキリ

いるいる!イイ感じだなあ。

ヨツキボシカミキリ

こっちは葉の表側。

この辺には多くのヌルデがあることが判りました。つまりたくさんのヨツキボシカミキリがいたということです。後半は掬う度に入り、癒し効果も抜群です。

“森林浴”より“カミキリ浴”

カラダ的には、首と腕が少し疲れますけど。

himehigenaga07616

ヒメヒゲナガカミキリ

撮り手は折角のチャンスなのでヨツキボシの生態写真狙いで、低いところをルックアンドショット!

で、実は我が家的茨城県初遭遇のヒメヒゲナガ君を現場で撮りませんでした。なので、自宅に戻って“お菜(かず)入れ”の縁を歩いているところをパチリ。

久し振りに見ると良いなあ、これ。

 

それほど多くもないし、もちろん珍種も望めないですが、

いるべきところにそこそこムシがいてくれる、

(勝手に)マイフィールドは居心地良いです。

 

『当地初採集』や『プチフィールド発見』の楽しみもあります。

 

実は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日も買い物がてら、プチ採集してるんですが、

こちらはもうすっかり“井戸端会議”状態でした。

ですが、記録は残しておくのであります。

 

勝手に、、、To be continued.

>> KEI's昆虫採集記 <<

inserted by FC2 system