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見参!超韋駄天な首赤と、緑に黒のキョンスィ〜模様

2008年7月19日 埼玉県

  クビアカトラカミキリとラミーカミキリに初遭遇を果たしました

昆虫写真のサムネールをクリックすると拡大画像が別ウィンドウで開きます

我が家のヒメリンゴに、ついに奥さんにも判り易い動かぬ証拠が出てしまいました。

ルリカミキリの幼虫が元気に育っている証ですが、こんなのが10箇所を超えています。

やっぱり、来年は弁償しないといけませんね。で、産卵期は寒冷紗(かんれいしゃ)か何かで保護しておかないと。。。

さて、上手い具合に時間も確保できましたので、念願叶って埼玉県某所に向います。

縞ちゃんさんに教わった“クビアカトラの運動会”見学(荒らし?)です。

高速を降りると、ナビは街路をガイドし、渋滞が起こっています。知らないところなので、あまりうろうろせず、進みます。

30分もすると、町を抜け、あっと言うまに山が迫って来ます。

こうなると途端にテンションアップ!。『メッセージだとクビアカは間違いなさそうだけど、ラミーもいてくれると良いなぁ』(正直ラミーはどんな風にして現れるのか、イメージがまったく沸かないのであります)

山が見えると、道もスイスイになって、ほどなく目的地に到着です。

な、なんと!!以前秩父に行く途中立ち寄ったすぐ裏でした。

探査力というのか、鼻の効かせ方の差って、小さいようで大きいんですね。2度ほど通って、しかも一度はコンビニで休み、ゴールデンウィークには国道の材も見ていたのに、です。初夏から夏にかけてどうなるのかの洞察力と言うか、

想像力欠如であります_| ̄|○

国道から裏に入ると、すぐに川原があって、遊んでいる人達で賑わっています。

そして、川の辺(ほとり)の陽当たりの良過ぎるところに・・・

材置き場の管理をしている、詰め所とでもいうのでしょうか。車が駐っていて、どなたかお仕事でいらっしゃるようです。作業の邪魔かな?

『こんにちわぁ〜』『カミキリムシを探してまして、お邪魔でしょうが、材を見てもよろしいですか?』

『はいよ』職人さんにありがちな、ややぶっきらぼうで誠実なOKをいただけました。

ありがたく入り込ませていただきます。

モyマ↑

んんんんんん〜む・・・すごいなぁ。こんな大きな材置き場を覗くのは初めてだにゃあ!

まず、虫よりも見事な材とその多さに感動です。クヌギと思しき材を覗き込んだ採り手。

『あ、いる!クビアカ』

『速い!』

テNテrテAテJテgテノテJテ~テLテハ

クビアカトラカミキリ見参!

どれどれ?カメラを片手に近づきますが、最初の10分ほどは、それどころではなく『速過ぎてゆとりがないから、採っちゃうよ!』(この時点で撮り手にはまだ何も見えてません。)他に何本もある材の横から下から、何やら走り出し、飛来してはまた駆けまわるのを漸く確認しますが、それと判る個体に辿り着くまで、更に10分も経ったでしょうか。

それでも、何かの拍子でふと止まることがあり、数も多いので、場所を定め、カメラを固定して待っていると、ようやく一頭がファインダーに納まってくれました。陽当たりも良いので、珍しく自然光でパチリ!

ナイスなトラカミキリであります。

材の間にぴたりと止まった個体はスピードライトでバチンっ!

比較的撮りやすいはずのペアを狙うものの、少し遅くはなりますが、逆に静止する時間が殆ど無くなります。この間採り手は汗だくになりながらもしっかりケースを満たしていました。

オリンピック級の“超高速運動会”を堪能できたので、付近をルッキングすることにします。

テNテrテAテJテgテノテJテ~テLテハ

川沿いの道を歩いてみました。

陽射しが強過ぎますが、カラムシがあります。

で、ラミーカミキリにとって、日向が良いのか日陰が良いのか知りません。(おいおい)

テJテノテタテV

あらら

テJテノテタテV

うっひょぉお〜

あるじゃないですか、それらしい食痕が。

白状しますが、汗に塗(まみ)れて付近を物色し、ルッキングし、スウィーピングし、ここでとりあえず確保はできました。

でも、写真が(-.-)

モyマ↑

一旦材に戻って、クビアカトラの追加をしながら、古いケヤキなどもチェックしていると、上空を大型のカミキリが横切っていきます。

久し振りに見るその姿は、やはり心躍る美しいものでした。

今年も逢えたなぁ・・・

テヒテハテ{テVテJテ~テLテハ

ルリボシカミキリ

古い材に飛来し、産卵していました。

奥秩父での忘れられない邂逅(かいこう)以来、嬉しいことに毎年出逢えていますが、今年も無事逢うことができました。

いずれ茨城でも逢ってみたいものです。

テVテノテnテ^テハテモテSテJテ~テLテハ

シラハタリンゴカミキリ

なぜかオニグルミを掬ったところネットインしました。シーズン末期とはいえ、存在感のあるリンゴカミキリです。

テIテIテネテcテXテWテnテiテJテ~テLテハ

オオヨツスジハナカミキリ

産卵に来たものでしょうか、片隅にあった杉材を目掛けて飛来したところを、採り手がキャッチしました。このような低標高の開けた場所のイメージが無かったので、嬉しい想定外でした。

最後(この時点ではそう思ってました)に、大物も出てくれたので、喉を潤して付近を少しチェックしながら帰ろうか、ということになりました。

 

作業所の方に良くお礼を言ってお暇(いとま)です。

   『お仕事中なのにありがとうございましたぁ』

   『採れたかい!?』

   『はい、お陰様で初めて見るカミキリが2種類も採れましたぁ』

   『そりゃ、良かったね』

   『はい、いずれまたお邪魔してもよろしいでしょうか?』

   『あいよ、またおいで』

お仕事中突然お邪魔して、散々遊んだ挙げ句、“また来ます”も無いもんですが

・・・・でも、きっとまたお邪魔します。

いろいろありがとうございました<(_ _)>

テRテモテrテj

さて、国道に出てコンビニで冷たい物を買込み、ごくりごくり。

しみるにゃあ〜

道向こうには、ゴールデンウィークに何も見つけられなかった材置き場が。見ると、材も少し増えてるし、カラムシの群落(大袈裟な!)もあるじゃあぁ〜りませんかぁ。(縞ちゃんさんも言ってたとこだなここ)

『行く?』(行かない訳ないのにねぇ)

テJテノテタテV

カラムシがたくさんあります。

何やら虫も翔んでいます。

撮り手の目の前になにやらカミキリチックな虫が飛来して、忙しく歩き回っています。

『トラ?』採り手に見てもらうと、

『ガガンボ系じゃないの?』

・・・へっ????

テKテKテモテ{ツᄅツ¢

(拡大画像ありません)

何やら同定できませんが、写真には平均棍(こん)が写っていましたのでガガンボかそれに近い仲間であることは間違いなさそうです。

それにしても、トラカミキリ的な斑模様が紛らわしいです。

テノテ~チ[テJテ~テLテハ

ラミーカミキリ

目が慣れてくると、止ったり飛翔する緑と黒のキョンシー模様のカミキリが、あちこちに見えてくるようになります。

良いですねぇ〜。

こんな風に、身近にありそうなところに、こんなに鮮やかなカミキリが群れるんですね。

テノテ~チ[テJテ~テLテハ

ラミーカミキリ

穂先などへの集中度は違いますが、ピーク時のキクスイカミキリのコロニーを思わせるほど密度を感じました。

また来るからねぇ〜!!!

テノテ~チ[テJテ~テLテハ

 

クビアカトラに垂涎し、ラミーを見た事がないという

私達の憧憬を慮(おもんばか)ってか、縞ちゃんさんから

現地の直前ライブ情報までいただいてしまいました。

 

お陰様で親子ともども堪能させていただきました。

 

 

・・・・・キョンシー模様は娘にも好評でした(^.^)

 

あらためてお礼申し上げます。

いろいろとありがとうございました。

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