KEI's昆虫採集記:採集記録バナー

念願叶って?県南のヒゲナガコバネ

2009年04月11日 茨城県:期待していたような無かったような・・・

やっぱり嬉しい初ヒゲナガコバネカミキリでした。

フィールド

茨城県某所。

陽射しが強く汗ばむような天気になりましたが、風が少しつよいです。

ここは、昨年ヨツキボシの頃に訪れて以来です。カエデが多いことは認識していたのですが、ヒメクロトラやヒナルリハナ、それにトゲヒゲトラ程度かなあ・・・と。

ところが、ここから拾って帰ったアカシデからシロオビチビなど、県南ではあまり見掛けたことの無かったカミキリムシが出たので、花の咲いている時期に覗いて見たかったわけです。

それでも週末にしか出掛けられない身では、勢い、ムシの濃い県北などに出掛けることが多くなりがちです。

階段を登る

幸か不幸か時間制約が更にきつくなり、遠出がし辛くなってしまった昨今、県南探索にやって来たというわけです。

で、相変わらず身軽に登って行く採り手と、早くも5分で息を切らしながら追いかける撮り手であります。

階段キツイッす_| ̄|○

アカメガシワの樹洞

気になっていたポイントのひとつ。

アカメガシワの樹洞です。

念の為、煙草を黙々とモクモクしましたが、予想通り?反応無し。(吸い殻は持ち帰りましょう!)

ま、確認できただけでも良かったとして、次の候補を探すエネルギーに替えていくことにするのです。

カエデ

カエデの多いゾーンにやって来ました。

採り手は既にルッキングをはじめています。花の付き具合、これまでの経験から集中力のあるカエデとそうでも無さそうなカエデ、陽当たりの具合、遠目から見て目立つ場所にあるかどうか、などを一通り見て、掬う準備をします。

だからといって、少しくらいの経験で、そう簡単にスルーするカエデを決めることはしません。意外なところに潜んでいることもありますから。

結局手当たり次第かぃ!?

ま、客観的にはそれに近い

・・・かも(^_^メ)

カエデを掬う

陽当たりのあまり良くないカエデですが、その分花が遅くまで残っていることもあり、一本の樹でも条件は想像以上に違うことがあります。

条件の良さそうなところから掬います。

ヒメクロトラカミキリ

ヒメクロトラカミキリ

この辺では(も?)他に優先種や普通種と言われるヒナルリハナカミキリ、それに今日は少なかったですがトゲヒゲトラカミキリ達は、多少条件が悪くてもやって来ていることが多いです。

花を掬う

陽当たりの良いところで、満開や咲き残りがあれば、活発なカミキリムシがやって来る可能性が少しずつ高くなるようです。

上を見上げ、長い竿を風の中で振ることになりますので、それなりの腕力(かいなじから)も必要になります。

この一帯は風の裏側にあたるためか、条件は悪くありません。

コジマヒゲナガコバネカミキリ

コジマヒゲナガコバネカミキリ

キタ━━━(゜∀゜)━━━!!

このヒゲの長さ!立派な男子であります。

> 拡大画像 

こうなると俄然元気になっちゃうわけで、掬い続けることしばし。

結局2♂を確保でき、良い採集になりました。

遊歩道

一通り掬い終わり、付近を散策しながらゆっくり下っていきます。

桜

サクラがあるとふと見上げる習慣に。

リンゴカミキリの枝を探すのですが、蘖(ひこばえ)なら更に確認しやすく、持ち帰りも楽。

このヤマザクラと思われる樹にも蘖がありましたので、チラ見すると。

桜の蘖(ひこばえ)

先端から翔び立ちそうだったので、撮影前に取り込んでしまいましたが・・・

 

ここにいたのは

ヒトオビアラゲカミキリ

ヒトオビアラゲカミキリ

勿体つけるほどの種ではありませんが、コントラストのしっかりしたなかなか良いカミキリムシです。

下界を望む

ふと眺めると、低山ながらも初夏らしい清々しい景色が楽しめます。

県南もまだまだ見ていないところ、確認していない時期が多いことを、あらためて確認した一日となりました。

KEI's昆虫採集記:ホームページへ

inserted by FC2 system