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ヒゲナガでコバネな目論(もくろ)み失敗

2009年04月18日 茨城県:カエデの花でヒゲナガコバネカミキリを期待しました。

結局ハマキでチョッキリな週末になってしまいましたが、綺麗なムシなのでおっけー!

ヒメリンゴの花

ヒメリンゴが咲いております。

ルリカミキリの食害を受けているのですが、案外元気です。

とはいえ、来年は無理かなぁ・・

どっち?!

 

もちろん次世代ルリカミキリ達の食べる分が残っているかどうかってことです、はい。

ハナミズキ

ハナミズキも満開。

これには良くイラガがつきまして、幸運に恵まれればオオミズアオのプニプニとしたゼリーみたいな終令幼虫が見られることもあります。

しかし花にも葉にも、幹にも枝にも、カミキリがやって来ることはまずありません。

ブルーベリーの花

ブルーベリーもちょうどイイ感じに咲いています。

 

 

自宅の花ばかり立て続けにご紹介してますけど。

はい、今日はムシが少ないですヨ、という予告編的な<(_ _)>

てなわけで、茨城県北部で採り手と豪遊、あ、合流です(^^ゞ

ダム入口

4月も中旬を過ぎ、すっかり気温の高くなった、とあるダムの入り口です。

茨城県北部といってもさすがにカエデも咲いているはず。

このダムの周囲は紅葉もとっても綺麗なところです。

遊歩道

ダムの遊歩道に入ると、カエデが良く咲いています。

ダム、つまり地形的に谷にあたる部分ですが、南向きの斜面側を歩く格好になっていますので、あわよくばヒゲナガコバネカミキリの一派が何種類か出てくれないだろうか、と、密かに期待しています。

カエデ

アオカミキリと思(おぼ)しき食害痕がカエデの幹にのあちこちに見られます。

脱出口の開いているもの、これからと思われるものなどなど、中にはすっかりやられて枯れてしまっている樹もありました。

そんなカエデの花を掬って、掬って、掬って、掬って掬って掬って掬って掬って掬って掬って掬って掬って掬って掬って掬って掬って掬って掬って掬って掬って掬って掬って掬って・・・

みたものの、なぜかいつもの小型カミキリまで少ないんです。やはり斜面上部の尾根筋、某林道方面に集中していると考えるのが自然のようです。

残念_| ̄|○

季節が進めば、アオカミキリの可能性はありそうですし、遊歩道に沿っての叩き採集は面白そうなところでした。

 

・・・・・で

ヒナルリハナカミキリ

一応ご紹介しておきます。

ヒナルリハナカミキリ

微妙な光沢があって、小粒なのにそれなりに厚みのある体を持ってます。

寄って撮るとピントも出難いです。

> 拡大画像 

ヒナルリハナカミキリ

ヒナルリハナカミキリ

良い色してます。

> 拡大画像 

キバネニセハムシハナカミキリ

キバネニセハムシハナカミキリ

こちらもごっそり入ることがあります。サイズを除けば、色やエリトラ(elytra:翅鞘)の適度な反射率も程良くて、写真は撮りやすい部類のはずなんですが・・・

 

> 拡大画像 

ファウストハマキチョッキリ

ファウストハマキチョッキリ

更に小型で美しいのがこのチョッキリです。どの位小さいかと言うと、マッチの頭くらいです。

> 比較写真 

> 拡大画像 

イタヤハマキチョッキリ

イタヤハマキチョッキリ

ファウスト君より一回り大きくても、小さなチョッキリで、拡大しないと見分け難いのですが、エリトラ(elytra:翅鞘)の点刻が大きく、表面の滑らかさが違います。

前胸背に前向きの突起がありますが、これは男の子の証(あかし)だそうです。

> 拡大画像 

 

前から気になっていたのですが、少し足を伸ばせば

確実に面白い採集ポイントがあったため、

足を踏み入れたのは今日が初めてでした。

 

予想通り??? 残念ながら???

 

それなりに期待させる要素もありまして、

周辺との関係性も少し見えたような気もします。

 

最奥部まで行けなかったこともあり、

いずれまたお邪魔したい雰囲気のあるところでした。

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