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何は無くとも県内初採集

2009年05月10日 茨城県:ついでに立ちよったら、県内初採集が出たりして

我家的には収穫の多い一日でした。

土場

ばぁあ〜んっ Σ( ̄□ ̄;

茨城県内でははじめて見掛ける伐採木のカタマリなのであります。

すべて広葉樹でしたので、杉や檜を植えるための準備作業でしょうか。

土場

どれどれ・・・(^.^)

寄ってみると、どうやら[待避所]一杯に材が積まれています。

・・・・・ってことは臨時、つまり撤去は早いってわけですね。

日程の都合でしばらくは来れないかもしれませんので、ともかくチェックします。

ゴマフカミキリ

ゴマフカミキリ

定番であります。秋口まで長いシーズンを通して見掛けることの出来る里山カミキリの代表です。

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アトモンサビカミキリ

アトモンサビカミキリ

アトジロやナカジロに比べると少数派のようですが、まあフツーにいるカミキリだと思って間違いありません。

アトモンと言っても、紋よりも翅鞘の独特の模様(稜になって盛り上がっています)の方が特徴的で、斜め上方から見る“景色”は独特です。

> 拡大画像1 

> 拡大画像2 

ナカジロサビカミキリ

ナカジロサビカミキリ

いますねぇやっぱり。

伐採地

で、材置き場の裏手には広い伐採地が広がっています。

粗朶(そだ)も残っているようですし、当然チェック開始です。

伐採地

『暑いなぁ〜、堪らん』とか言いつも、身の軽い採り手は平地のようにすたすたと先に行ってしまいます。

おおぉ〜っい!待ってくれぇ!!、と、口は動きますが、息が切れて声が届かない撮り手なのでありました。

採り手はここから左手方向へ折れて行ってしまいました。

『いかん、置いてかれる!?』

伐採地

やっぱりね!

見失っちゃったし_| ̄|○

この辺をチェックしながら帰りを待つ作戦(と呼べないだろうにゃあ)に変更。

すると、予想外に早く採り手が戻ってきまして。

『あ、これは何か採れてるな。右手をたたんでるし』

キンケトラカミキリ

キンケトラカミキリ

ほらぁ!

昨年秩父で採って感動しましたが、やはり茨城県産は格別です。

> 拡大画像 

キンケトラカミキリ

このエリトラ(elytra:翅鞘)の色、カミキリ心を擽(くすぐ)るのであります。

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シラケトラカミキリ

シラケトラカミキリ

合流してしばし。

あれれ?!なんだかヒメクロトラの親玉みたいな、見掛けないトラが・・・『シラケトラだよ多分』(初採集ジャン!)

いるところには優先種になるほどいるらしいですが、なかなか素敵なカミキリムシです。

> 拡大画像 

土場

季節的にはまだ早いでしょうけれど、とにかく材の多さと伐採地の広さには感動しました。

是非また来たいなぁ、と期待大なのであります。

カエデ

伐採地を離れ、戻る途中にまだ咲き残っているカエデがあったので、ちょっと掬ってみることにしました。

アカイロニセハムシハナカミキリ

アカイロニセハムシハナカミキリ

好きなカミキリですが、多過ぎるのが玉に瑕。ピックはいないしなぁ・・・

ミヤマルリハナカミキリ

ミヤマルリハナカミキリ

ちょっと嬉しいかも。

秩父ではそこそこ見掛けましたが、茨城産は嬉しいです。まだそれなりの数が残っているようでした。

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ナガバヒメハナカミキリ

ナガバヒメハナカミキリ

一頭だけ見掛けたヒメハナカミキリです。

> 拡大画像 

ウワミズザクラを掬う

カエデの直ぐ近くにウワミズザクラがたわわに咲いていました。

これは期待大かも(^皿^)

ところがどっこい、まったくカミキリがいません。

どうなってんの?!

 

そろそろ時間も無くなってきたので、移動します。

カエデを掬う

さて、少し南下したところのカエデ。

花無いッス_| ̄|○

当然のようにカミキリは留守。

 

少し歩いたところに気になるシャクナゲがある、と採り手が言いますので、そこを最後のチェックポイントにして戻ることにします。

シャクナゲ

あららぁ!

この葉裏は!??

祖母で林檎なマークでしょうか?

シャクナゲ

♪もしかするともしかすると

・・・そうなのかもねぇ♪

 

ということで、今回は最後の最後でまたまた将来の期待を持たせてくれるような[景色]を見ることができました。

高速代よりもガソリン代よりも、日程調整が気になるのであります。

 

いわゆる[ついで]採集だったため、多くを期待しても無理がありますが、

茨城県内でははじめて広大な伐採地と、材置き場を確認できました。

材のカミキリのピークには早いですが、それなりに茨城県内での

初遭遇種も確認でき、結果的に久々に採集を楽しめた気がします。

6月〜7月に掛けてが楽しみなところですが、訪れることができるか、

材がそのまま残っているか、[気になる樹(期)]となりました。

果たして出掛けることができるでしょうか?・・・・

 

・・・・・・・・・・続く(と良いなぁ)

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