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落ちたのは[ご近所]初アオカミキリでした

2009年06月13日 千葉県:巨大マテバシイの後食痕の主は確認できませんでしたが、

花にやって来たアオカミキリがポトリと落ちてくれました。

なので、本文はアオカミキリ色にさせていただきましたぁ。でへへ(∩_∩)ゞ

ユズリハ

[出てるよん!チャイヒゲ]

しまちゃんさんからの“天の声”が届き、ユズリハのチェックに茨城県南にやってきております。

こちらではまだちょっと早いかな?でも気の早いやつがひょいと出てたりすることもあるのが、虫の世界です。

ユズリハ樹下

ユズリハの樹下に潜り込みます。

薮蚊は出てるにゃあ・・・

こんな枯れ葉をカジカジしている写真を見せてもらったんですけど。どうでしょう?

一度でも見つけたことがあると、疑心暗鬼もなく、チェックも円滑に進むんですが、生き物相手ではそうそう上手く運ばないのも、ある種楽しみでもあります。

というのは概(おおむ)ね負け惜しみってやつですけどね、はい。

ユズリハ幹

ユズリハの幹です。

新しい羽脱口は見つかりません。

幸い自宅からも遠くなく、再挑戦も可能ですし、[間違いなくいるよなぁ]と思わせる雰囲気は感じられます。

エダナナフシ

ここで、シャッターを押す気になった、唯一の虫がエダナナフシです。

神奈川方面とは2〜3週間のタイムラグがありますので、きっと来週〜再来週がユズリハチェックの好機になるはずです。

 

[また来るよん]

潔く千葉県北西部へ移動です。

公園裏のカエデゾーン

やって来たのは千葉県北西部の某公園裏、道路脇にカエデが植栽されており、アオカミキリの食害痕も多く、そのために半立枯れになってしまった樹にキスジトラカミキリが産卵に来ているのを確認しています。

今日の本命は実はここではなく、昨年から気になっていた、大きなマテバシイなんですが、探索ルートの関係でまずカエデチェックです。

カエデを掬う

この辺りではアオカミキリにもまだ少し早いでしょうし、数も少ないとは思っています。カエデの幹を見た限り新鮮な羽脱口も見えません。

それでも可能性がある限り掬います。

カエデを掬う

可能性が低くてもカエデを掬うのです。

なぜにゃらば・・・

秩父などでは、豊富なポイントを流せば、何かしら素晴らしい虫に出逢える可能性が高いものの、ここは郊外とはいえ、国道、県道に囲まれた町の公園です。狙いを絞ったらシツッコク攻めるのみ。

それにこれから先、一本の大きなマテバシイをチェックする以外にすることも無いのです。

キスジトラカミキリ

願わくばアオであって欲しいところですが、紫陽花に落ちた?キスジトラカミキリもなかなか風情があります。

しばらく飛翔影でもと眺めたりしてみましたが、首が痛くなるばかり。

歩くこと、10分弱

マテバシイ

どうですか、このマテバシイ!

でっかいです。

しかも予想に反して花がちょうどイイ感じです。

マテバシイの花

見事に満開です。

ただ、期待していた葉裏の後食痕がまったくありません。昨年のちょうど今頃に後食痕を確認していたので、今年は犯人を確保してみたかったのですが・・・

それでも、今年はカナブンやらジョウカイチックなあれこれの虫たちがぶんぶんと翔んでいます。

見上げていると、ひときわ大きな飛翔影が・・びぃいいぃ〜ん

マテバシイを掬う

[いるんじゃないか!?]

[もしかしてアオ!???]

高いところを翔んでいましたし、可能性があります。

天辺は届きませんが、採り手が掬いにかかり、撮り手は遠巻きに飛翔影が無いかチェックします。

やったぁ!

採り手の発声です。・・また見逃してしまった撮り手でありました。

アオカミキリ

[良く入ったねぇ!!]

[掬ってたら、ポトリと落ちたんだよこいつ!]

[えっ!?]

飛翔力が強く、掬い損ねると遥かに翔び去ってしまう印象がありましたので、足元というのが意外でした。

ともあれ、お判りいただけるでしょうか?この色、これがまた何度眼にしても格別な緑なんですよ!

アオカミキリ

ご近所初アオカミキリに、大興奮なのであります。

緑に光の加減で赤味も混じっていますが、展脚(展足)してしばらくすると、(多分水分が抜けるからだと思っています)深みのある緑がぐぐぐぐぐぐぐ、ぐいっと、強くなってその美しさが増します。

その後採り手が掬い、撮り手はその周囲に落ちる個体が無いか確認する、という戦法にして、ぐるりを掬い、近くのカエデもチェックしましたが、追加は得られませんでした。

アオカミキリ

たった一頭だけでしたが、大満足の午後になりました。

> 拡大画像 

・・・あれ!?マテバシイの葉裏の後食痕の主は?

それはいずれ・・・

 

また来ます( ̄0 ̄)ゞ

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