変わり者と言えば、え!?私σ( ̄0 ̄)ゞ!?(今回は違いヤス) 2010年07月27日 茨城県 変わり者と言えば、昆虫はみな[不思議君]なわけですが、 エリトラ(elytra:翅鞘/鞘翅)が寸詰まりで、脚はその中に埋没するほど毛深い。 人なら引いちゃいそうですが・・・・・ |
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今年もここ数年の天候に倣うように、[虫の出]が予測し難いシーズンになっています。花咲けど虫躍らず・・・そんな景色をあちこちで見掛けます。例年に比べて早いのか遅いのか、選りに選ってそんな基本的なことも知らない虫を求めて出掛けることにしました。実際、私にベストシーズンが何となく判るのは、トラフカミキリなど、極々限られた種類だけです。だからこそ、というわけではありませんが、虫採りには期待に反したり、期待を越えたりの出逢いがあって楽しいのです。理詰めだけで得るものもありますが、そうでは無い部分が微妙にバランスしたところが妙味なわけです。 |
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ちょいと雲行きが怪しい(ほぼ毎日こんな感じですけどね)わけですが、まあちょいと別ゾーンに出掛けてみようかなんて思っているのであります。 |
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まずは[もしかしてファーストコンタクト]ポイントに向けて、ワープ! |
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ん〜ん。 ちょっと早いのかも?? |
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アカメガシワは咲いてるのか咲き残っているのか? 黄色くぼんやりしております。 |
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折角来たことだし、、、、、KEIZIがルッキングを開始したころ、 私はキャパの思い切り少なくなった体力残量に気を使い、 カラータイマーが明滅を始める前に付近の様子を偵察して回ります。 ・・・やはりこれといった発見もないまま戻ると・・・
いたよ! えっ!?
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スネケブカヒロコバネカミキリ あららぁ〜、また一人のときに採っちゃったのね!?だから離れなければ良いのに、なぜか山に入るとふらふらしちゃう性癖が出ちゃうんですこれが・・・ ともあれ、想像より遥かに強烈なカミキリムシです。
何喰ってたの君ぃ?顔黄色いよ!? |
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スネケブカヒロコバネカミキリ 異形であります。強烈な個性であります。 翔んでる姿も独特ですぐそれと判るらしいです。 > 拡大画像 |
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スネケブカヒロコバネカミキリ この脚の具合は今までのどの虫でも見たことがありません。強いて言えば蜂の花粉団子ですけど、色が・・・ > 拡大画像 |
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うまい具合に、ワープ後すぐに結果がでてしまったのでありますが、 花も殆ど咲いていないし、飛翔する姿はカナブン/ハナムグリ系だし、 残念ながら追加はなく、プチワープを実行することにしました。
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ワープを出ると、いきなり・・・ こんなところに出ちゃいまして。。 各地で深刻なようですが、いよいよこちらにも回ってきたのでしょうか? 私たちには判らなかったのですが、かつて奥秩父の宿の主人が[森の様子がまったく違ってしまった]と嘆いていました。何より恐ろしい破壊の主がひたひたと迫っているのでしょうか?心配してばかりいても埒が開きませんので、付近を探索します。 |
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クワカミキリ [ケヤキに居たよ!] へぇ〜! しかしでかいなぁ・・・!? |
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えいっ! ぐわわぁあ〜ん!!! と迫力たっぷりに翔び立ちました。 |
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私も少しは採ってみたいのですが、力なくネットを振ると、つまらないところに引っ掛けて、応急手当をする羽目になってしまいました。 熟(つくづく)向いてないんですねぇ。 |
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KEIZIは引き続き付近をルック&スィープ。特にダンコウバイに注意して探索を続けています。 私はといえば、ダンコウバイ数本をチェックしたところで気力が萎えてしまいました。なんたって、まったく虫の気配がしないんですもん! 仕方なく、ルッキングに切り替えてケヤキなどをじろじろと見つめることにしました。 |
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エグリトラカミキリ ケヤキにはカミキリムシの姿は無く、近くの倒木に産卵にやってきていました。 まぁ、成果があったといえば言えなくも無いですね。 |
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タイワンメダカカミキリ 本命ではなかったのですが、KEIZIがようやくダンコウバイでカミキリムシをゲットしました。 嬉しいことに初遭遇種です。 [最初カッコウメダカかと思った]そうですが、V字模様が2重になっているので、識別できます。 > 拡大画像
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その後も掬うダンコウバイはもう無い!ってくらいKEIZIは掬ったのですが、 (私!?いつものとおり、ほとんど休憩してましたけど何か?) 追加も、狙いのカミキリムシも出てくれることはありませんでした。
そこで、、、、さらに・・・
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ラムジェットエンジン?の音も高らかに、本日三度目となる わぁぁああ〜〜っぷ!
なのであります(;´▽`A``
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ノリウツギの花が咲いています! 付近はリョウブも咲いているし、これは何かいるでしょう! 例によってKEIZIはネットを担いで花巡りに行き、私は付近を・・・ |
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オオアヤシャク こんな蛾と戯れていました。 リョウブに居たので、指に載せたくてあれこれやってみたのですが、結局地面での撮影になってしまいました。 大型の美しいアオシャクの仲間で、淡く緑がかった翅の個体が多いです。
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花といい、山の雰囲気といい、虫が少ないはずが無いのですが、私の視野に飛び込んでくるのは夥しいヤンマ類です。 もしかして、お前さん達が全部食べちゃってるのか!? ってくらい多かったです。 |
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ホソヒゲケブカカミキリ 結局休憩モードに突入していた私を尻目にミズナラの立ち枯れでKEIZIが確保したのは、私の裸眼では地味変で愛想の無いカミキリムシでしたが、どうやら初遭遇種らしく、写真を撮ってみると確かにお初の顔をしていました。 > 拡大画像
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そうこうしているうちに、雲が広がってきて、どうやら天気も下るのが早そうな勢いです。ここらで退散でしょうか。 見上げた曇り空にはまだ数えきれないほど多くのヤンマが舞っていました。 最後のワープをして自宅に戻ったのでした。 |
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