KEI's昆虫採集記:採集記録バナー

KEIZIが引っ越すことになりました

2010年08月12日 懐かしい森を散策してきました。

かつて家族全員が楽しく遊ばせて貰ったところです。

2010年08月12日の採集記バナー

KEIZIは自然の中で仕事をすることを望み、少しずつ準備をしていました。

時節柄簡単で無いことは判っていましたが、自分なりに準備し、訪ね歩き、その間多くの方のアドバイスやサポートをいただきながら、ようやく辿り着くことができました。茨城県から遠ざかることを惜しみつつもエールをくださる方々もあり、とてもありがたく思っています。

今回は懐かしい森を散策しました。

いつもの常磐道
 

いつもの常磐道を北進します。フロントグラスに雨がぽつりぽつりと落ちていますが、あまり心配していません。

いつもの道
 

森への入り口を入り、駐車場に向かう通い慣れた道を行きます。初夏にはネジロカミキリ、夏の終わりにはカノコサビカミキリなどが見られたところですが、カラスウリが刈り込まれてしまい、少し淋しくなってしまいました。

いつもの駐車場
 

いつもの駐車場に車を停めると・・・

いつもの筑波山
 

いつもの筑波山が雲を被って佇んでいます。

オオムラサキ
 

いろいろな虫が減っている中で、オオムラサキは確実に定着しました。

エノキのぐるりをネットで囲ったりして、保護してきた効果は間違いなくあるようです。

自然度について言えば、いろいろな考えがあって当然ですが、ここは里山と家族連れ向けの遊び場を合体させたような森で、手入れも強めに入るようになりました。

いつもの場所に通じる小路
 

バーベキュー場に通じる小路です。

大きな鉄板や薪を運ぶ人たちで賑わうこともありますし、風向きによっては美味しそうな匂いも漂ってきます。

盆休みの始まりのこの日は、怪しい空も手伝ってか、静かなものでした。

クヌギを掬う
 

数は減ってしまったものの、アカアシオオアオカミキリがまだ棲息しているはずなので、念のためクヌギを掬います。

発生の状況次第では、夜間に訪れなくても採れますが、この日は影もありませんでした。

減ってしまったカラスウリ
 

カラスウリが僅かに鳥小屋に掛かっています。

一応掬ってみましたが、何も入りませんでした。

一番多く見掛けたナガゴマフカミキリ
 

来るたびにほぼ間違いなく顔を見せるのが、ナガゴマフカミキリです。

この日もやはり・・・・

かつての面影が薄れていく広場
 

かつて萩があった広場です。

正面右にはエノキがあって、ヤマトタマムシを見掛けるようになりました。

この日も高みを飛翔する奇麗な姿を見せてくれました。

かろうじて残っているクワ
 

かろうじて残っているクワです。

この日はクワカミキリとキボシカミキリを見掛けました。

少しの間森とお別れ
 

さらりと散歩して、車に戻ります。

KEIZIも月末には長野に引っ越すことになりますので、この日が今シーズン最後の訪問です。

年々淋しくなっているとはいっても、まだ新しい発見もありますし、我が家的な[碧い宿題]もまだ済んでいません。

頻度は減りますが、まだまだ遊ばせてもらうつもりです。

しばらくは留守にするだろう森をのんびりと歩きましたが、周りに小さな生き物を感じながら森を歩き、とりとめない話しをしていると、子供たちが小さい頃にしたキャッチボールに感覚が似ているな、と、ふと感じるのでした。

この森がこれからもずっと家族連れの楽しめる場所であり続けること、そして小さな生き物に心躍らせる子供たちが育ってくれることを祈りつつ、じみぃ〜に歩くのも我が家的で良いものだな、と思うのであります。

そういうわけで、KEIZIは少し遠くに住まいを移すことになりましたが、いずれ落ち着けば長野の片隅をご案内できるようになると思います。また茨城には強い思いがありますので、季節ごとに舞い戻ってくるはず。

引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

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