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アトモンマルケシカミキリ[Exocentrus lineatus Bates,1873]

分類:

カミキリムシ科:フトカミキリ亜科:モモブトカミキリ族:アラゲケシカミキリ属

体長:

3.5〜7.0mm

食樹:

各種広葉樹

分布:

北海道、天売島、本州、佐渡、隠岐、四国、九州、対馬、筑前沖ノ島、五島列島、甑(こしき)島列島、大隅諸島、種子島、屋久島、口永良部島

時期:

4〜8月

特徴:

里山から山地まで、広く、多く棲息します。赤飯にいれるササゲ(豆)を平らにしたか、それよりも小さなカミキリムシです。全体が立毛に覆われています。エリトラ(翅鞘)の白い縦の筋が良く目立ちますが、変異は多いとされています。良く似たサトウケシカミキリは分布が吐喝喇列島に限定され、白い筋(班)が必ず左右のエリトラにまたがる部分があります。

注意点:

これだけ小型のカミキリムシになると、肉眼ではどれも紛らわしく感じるはずです。虫メガネなどを利用するか、写真を撮って拡大するなどが必要かも知れません。

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【外観】


アトモンマルケシカミキリ アトモンマルケシカミキリ


アトモンマルケシカミキリ アトモンマルケシカミキリ アトモンマルケシカミキリ
 

上翅翅端近くの白い模様に囲まれた部分は丸い形になりません。(写真上左)
♂♀ともに触角は長く、♀でも上翅端を楽に超え、♂♀の差はあまりありません。(写真上右)
前胸背側にある突起が下を向いているのは、モモブトカミキリ族の特徴です。(写真下左)
全体に模様とは関係のない立毛に覆われているのが判ります。(写真下中央)
触角3〜10節と上翅にある立毛は斜めに生えています。(写真下右)
 

【棲息場所】

アトモンマルケシカミキリ棲息場所 アトモンマルケシカミキリ棲息場所 アトモンマルケシカミキリ棲息場所
 

クリの花の咲くころから、クリの枯れ枝や立ち枯れなどによくついていますが、里山のアカメガシワなど広葉樹の枯れ枝を叩いても得られます。数は多いですが、非常に小型ですので、ルッキングで探すのはなかなか難しいです。

[参考ページ]

2005年初夏の採集

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