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アトモンサビカミキリ[Pterolophia granulata (Motschulsky,1866)]

分類:

カミキリムシ科:フトカミキリ亜科:サビカミキリ族:サビカミキリ属

体長:

7〜10mm

食樹:

各種広葉樹および針葉樹

分布:

北海道、利尻島、奥尻島、本州、伊豆諸島、飛島、粟島、佐渡、冠島、隠岐(おき)、四国、九州、対馬、種子島

時期:

4〜10月

特徴:

体は暗褐色〜黒褐色で、茶褐色および黄白色の微毛に覆われています。上翅後方には一対の白斑があって、これが識別ポイントのひとつになります。上翅基部にはお約束の瘤(こぶ)がある他、肩後方から中央会合部にかけてV型の凹み部分があり、中央〜後半には2対の条があります。結果、上翅全体にY字に凹みを入れたように見えます。

注意点:

サビカミキリ属はシルエット、色ともに地味で判り難い種が多いですが、本種の場合、前胸背に白い2状の帯があり、上翅にはY字を描いたような平圧部が見えることに加え、後部の白斑が同定の助けになります。

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【外観】

アトモンサビカミキリ
 

上記のような特徴から、小楯板の後ろに平らに見える部分が出現します。また斜め上前方から虫体を観ると、条線や凹圧された縁取りが、他のサビカミキリにはない、複雑で立体的な造形を出現させます。

【棲息場所】

粗朶(そだ) 

各種の材や粗朶(そだ)で良く見掛けます。

         

[参考ページ]

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