イガブチヒゲハナカミキリ[Corymbia igai (Tamanuki,1942)] |
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分類: |
カミキリムシ科:ハナカミキリ亜科:ハナカミキリ族:ブチヒゲハナカミキリ属 |
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体長: |
18〜25mm |
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食樹: |
ウラジロモミ、トウヒ、サワラ、アスナロ、ヒノキアスナロ |
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分布: |
本州、四国、九州 |
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時期: |
7〜8月 |
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特徴: |
上翅は普通赤褐色で、♂の前胸背板は黒く、♀の前胸背は前・後縁を除いて赤褐色です。前胸背板の立毛はそれほど多くないとされますが・・・。山地のリョウブやノリウツギの花に集まりますが、あまり多くありません。 |
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注意点: |
近似近縁にブチヒゲハナカミキリがいます。ブチヒゲハナカミキリに比べて前胸背の立毛が明らかに短いのですが、初見では判り難いです。イガブチヒゲハナカミキリの♀は前胸背の色が赤褐色です(ブチヒゲハナカミキリは黒)。♂は前胸背の色では見分けられませんが、後肢(後脚)脛節が見事なほど扁平で湾曲していますので、ポイントを押え、注意深く観察すればそれほど難解な種ではなさそうです。(私は『前胸背の毛深さ』等を勘違いし、見事に間違えてしまました_| ̄|○) |
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【外観】 |
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ハナカミキリとしては大型で、端正なシルエットにシックな色のエリトラ(翅鞘)を持つ、美しいカミキリムシです。触角は鋸歯(きょし:ノコギリの歯)状で、名前の通り黒と象牙のような黄褐色に色分けされています。 |
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【棲息場所】 |
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夏に山地のリョウブ(左)やノリウツギ(右)の花に飛来しますが、あまり多くないようです。同じように訪花している他のハナカミキリより明らかに大型で、ブチの触角を持っていれば本種か近縁のブチヒゲハナカミキリです。 |
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[参考ページ] |
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