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ヒゲジロハナカミキリ[Japanostrangalia dentatipennis Pic,1901]

分類:

カミキリムシ科:ハナカミキリ亜科:ハナカミキリ族:ヒゲジロハナカミキリ属

体長:

10〜14mm

食樹:

クロキ(ハイノキ科)、ホオノキ(モキレン科)、ズミ(バラ科)

分布:

本州、四国、九州

時期:

6〜8月

特徴:

触角の先端から手前2、3節分が白い他、全身が黒く、上翅は明確に光沢も感じます。更に先端に向け直線的に狭まり、翅端は深く強く抉(えぐ)れ、内外角共に鋭く尖っています。

注意点:

触角の白色部、黒く光沢のがあって狭まる上翅で、迷うことは少ないはずですが、時として触角全体が黒いもの、上翅が褐色を帯びる個体もあるそうです。その際は特徴的な上翅端の形状の他、複眼直後がすぐ括(くび)れ、[側頭]が殆ど無いことも参考にする必要があるかも知れません。

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【外観】

ヒゲジロハナカミキリ翅端

ヒゲジロハナカミキリ触角

上翅は翅端に向け狭まり、翅端は深く抉(えぐ)れます(青く示した部分)。
翅端内外角ともに鋭く突出します(赤く示した部分)。

通常、触角9〜10節と11節の根元付近が白いため、美しく目立ち、このカミキリムシを特徴付けています。

ヒゲジロハナカミキリ全体

 

黒く[しゅっとした]体と触角先端付近の白が見事なカミキリムシです。

【棲息場所】

ノリウツギ

ノリウツギ

山地の花、それも陽の当たる明るい場所の印象が強いです。(左右ともにノリウツギの花)

[参考ページ]

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