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ゴマダラモモブトカミキリ[Leiopus stillatus (Bates,1883)]

分類:

カミキリムシ科:フトカミキリ亜科:モモブトカミキリ族:ゴマダラモモブトカミキリ属

体長:

7.5〜11.0mm

食樹:

各種広葉樹、およびモミ、カラマツ(マツ科)

分布:

北海道、奥尻島、本州、佐渡、隠岐(おき)、四国、九州、屋久島

時期:

5〜8月

特徴:

体は黒色で、覆っている微毛から、灰色からやや小豆色がかったように見えます。その名の通り上翅には濃い小豆色(アンパンの餡のような感じの色?)のゴマダラの斑紋があります。また上翅後半には黒色帯が見られます。♂の後肢(脚)腿節は大きく膨らみますが、ミヤマゴマダラカミキリ程ではありません。両♂の腿の差は(感覚的な表現ですが)、ミヤマゴマダラカミキリでは、腿の後ろだけでなく前にも膨らむ印象となります。触角第1節は角稜や顆粒が無く、長さは♂でも体長の2倍に届きません。

注意点:

ミヤマモモブトカミキリの他に極めて紛らわしいと言われるのがニセゴマダラモモブトカミキリですが、本種の個体変異ではないかとも言われていて、採集記録も限定的のようです。

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【外観】

ゴマダラモモブトカミキリの図鑑画像

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♂の後肢(脚)の腿節は“アスリート”の太股(もも)のように
膨らみますが、“スピードスケート選手”ほど極端ではありません。

♀の上翅

【棲息場所】

         
         

[参考ページ]

> 2008年7月採集の様子

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