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コボトケヒゲナガコバネカミキリ[Glaphyra(Glaphyra) kobotokensis Ohbayashi,1963]

分類:

カミキリムシ科:カミキリ亜科:ヒゲナガコバネカミキリ族:コジマヒゲナガコバネカミキリ属

体長:

6.5〜8.5mm

食樹:

ミツバウツギ(他にキブシ、アブラチャン、クリ、ミズキも報告あり)

分布:

北海道、利尻島、本州、佐渡、九州

時期:

4〜5月

特徴:

ヒゲナガコバネカミキリの中では比較的大きく、上翅の黄白色の紋は会合部で翅端に向かって伸びます。腹部は全体に黄白食の微毛が密に生えています。前胸背板の中央付近はかなり広い光沢のある部分があります。後肢(脚)腿節は先端に向かって(コジマヒゲナガコバネカミキリよりも)穏やかに膨らみます。

注意点:

小型で判り難い印象があるグループですが、上翅の黒色部と黄白色の紋との境界が明瞭で、会合部が翅端に向けて突き出すこと、腹部には微毛が多いこと、などが確認できれば判定できると思います。

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【外観】

コボトケヒゲナガコバネカミキリの図鑑画像

コボトケヒゲナガコバネカミキリの図鑑画像

コボトケヒゲナガコバネカミキリの図鑑画像

エリトラ(elytra:翅鞘)

前胸背

後肢(脚)と腹部

上翅の黄白色の模様は縁が明確で、
会合部から翅端に向け少し突き出します。

前胸背の中央は光沢があります。

後肢腿節は緩やかに膨らみ、腹部には微毛が多くあります。

【棲息場所】

コボトケヒゲナガコバネカミキリの図鑑画像(カエデ)

コボトケヒゲナガコバネカミキリの図鑑画像(ウワミズザクラ)

初夏の山地では日当たりの良いカエデの花に良く集まります。

ウワミズザクラのような花でも得られます。

[参考ページ]

> 2008年5月沢筋に咲くウワミズザクラで採集の様子

> 2007年5月カエデの花での採集の様子 

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