クリストフコトラカミキリ[Plagionotus christophi (Kraatz,1879)] |
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分類: |
カミキリムシ科:カミキリ亜科:トラカミキリ族:コトラカミキリ属 |
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体長: |
12.0〜15.5mm |
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食樹: |
クヌギ、コナラ、クリ等(ブナ科) |
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分布: |
本州、九州 |
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時期: |
4〜6月 |
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特徴: |
中型の美しいカミキリムシで、春から初夏に掛けてその姿を見せてくれますが、分布には偏りがあります。典型的なトラカミキリ族のシルエットで、前胸背は幅の方が広く黒色です。上翅全体は黒く、肩は赤味のある褐色で、その直後に特徴な1対の黄斑があります。この黄斑を含め4つの明瞭な黄色帯を持ち、非常に魅力的です。 |
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注意点: |
肩直後の特徴的な黄斑を含む模様は他のトラカミキリ族には無く、判り易いカミキリムシです。産地ではそれなりの数が確認できます。なお食樹はどこにでもあるのですが、分布は局所的と言われます。 |
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【外観】 |
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長さよりも明らかに幅の広い前胸背と、上翅の斑紋が特徴的です。 |
前胸の膨らみと小さな顔はトラカミキリ族の典型の一つですが、顔はクマバチ的でやや大人しい印象? |
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出逢うまで憧れのカミキリムシの一種でしたが、出逢ってからますます好きになりました。クヌギなど里山でも当り前の樹種をホストにしますので、どこにいてもおかしくないのですが、分布は局所的です。 |
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【棲息場所】 |
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春から初夏に掛けて山間の伐採地などに現れます。 |
伐採地の広葉樹(クヌギやコナラ) |
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[参考ページ] |
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