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ナガゴマフカミキリ[Mesosa (Aphelocnemia) longipennis Bates,1873]

分類:

カミキリムシ科:フトカミキリ亜科:ゴマフカミキリ族:ゴマフカミキリ属

体長:

11〜22mm

食樹:

各種広葉樹、アカマツ

分布:

北海道、焼尻島(やぎしりとう)、奥尻島、本州、猿島、伊豆諸島、飛島、粟島、佐渡、冠島、隠岐(おき)、四国、九州、壱岐(いき)、五島列島、甑(こしき)島列島、大隅諸島、種子島、屋久島、口之永良部島、奄美諸島

時期:

4〜9月

特徴:

全体に立毛は殆ど見られません。前胸背板側部前方の隆起と背面の瘤は不明瞭で、不整と感じる程度です。前胸背にはやや不明瞭ながら4本の黒色条が確認できます。上翅の幅はほぼ平行で、基部(肩)に4つの黒色紋があり、中央部を挟んで前後と、翅端手前付近に合わせて3つの不明瞭な黒色帯があります。

注意点:

斑紋や色の変異があり、広く分布するため、紛らわしい種もいます。斑紋だけで判らない場合は、下の外観写真を参考にしてみてください。なお、里山から低山までの雑木林では普遍的に多くいる、というのもポイントになるかも知れません。

小さな写真をクリックすると拡大画像のページが新規ウィンドウで開きます

【外観】

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複眼は触角の根元でほぼ2分され、上下は線でつながっているような印象です。(ゴマフカミキリ属)

上翅の幅はほぼ平行で、基部(肩)に4つの黒色紋が見られます。中央部の前後、翅端手前付近と、合わせて3つの不明瞭な黒色帯があります。

前胸背板側縁前方には明瞭な小突起が見られず、不明瞭ながら4本の黒い条があります。上翅基部(肩)には4つの黒斑が見られます。

上翅には明瞭な立毛(模様を作る微毛とは違って、長く直立した毛)がなく、あっても側縁部に疎らに見られる程度。比較的のぺっとしています。

【棲息場所】

林縁の伐採木。比較的明るくてもいます。

しばしば里山の優勢種になります。

参考ページ

2007年夏里山での様子(このカミキリ採集を目的に森に入ることはありませんが・・・)

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