ニイジマチビカミキリ[Egesina bifasciana bifasciana (Matsushita,1933)] |
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分類: |
カミキリムシ科:フトカミキリ亜科:サビカミキリ族:ニイジマチビカミキリ属 |
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体長: |
3.5〜5.0mm |
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食樹: |
クリ(ブナ科)、エノキ(ニレ科)、ヤマグワ(クワ科)、フジ(マメ科)、 |
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分布: |
北海道、本州、粟島、冠島、四国、九州 |
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時期: |
5〜8月 |
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特徴: |
5ミリに満たない小さなカミキリムシですが、模様は鮮やかで、一瞬アリモドキカッコウムシ(←リンクあり:小型のビャクシンカミキリのように見え、カミキリファンを裏切る虫でもあります)のような印象です。頭胸部は黒く、前胸背の中央後部に白色の微毛が縦の線のように見えます。この線に続くようにやはり白い毛で覆われた小楯板があります。上翅は明褐色〜暗褐色で、中央やや後方に太い黒色帯があり、その後方は白色帯に囲まれるように一対の黒い円形の紋があります。 |
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注意点: |
ツシマニイジマチビカミキリという亜種がいますが、分布も模様も違っています。むしろジュウジクロカミキリ(←リンクあり)に似た印象ですが、非常に小さいという点をのぞけば判り易い種類です。 |
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【外観】 |
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1:前胸背は全体が黒く、側面に突起はありません。 |
触角の立毛は、後ろ側が長く目立ちます。 |
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【棲息場所】 |
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広範な樹種をホストにしますので、里山や森には普通にいるはずです。 コントラストの強い美しい模様を持っていますが、非常に小さいため、 目に留まりにくいカミキリムシなのだと思います。 我が家では拾ってきた落ち枝(シデ、アカメガシワ)からの羽脱を経験しています。 |
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