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サビカミキリ[Arhopalus coreanus (Sharp,1905)]

分類:

カミキリムシ科:クロカミキリ亜科:マルクビカミキリ族:マルクビサビカミキリ属

体長:

10〜27mm

食樹:

各種針葉樹、特にマツ科

分布:

本州、伊豆諸島、小笠原諸島、飛島、佐渡、四国、九州、対馬、五島列島

時期:

6〜9月

特徴:

全身茶色(赤褐色〜黒褐色)で、触角は♂で上翅端の3/4位、♀は上翅の中央付近を越す程度です。上翅の両側は平行かわずかに弧状で、前胸背のほぼ4倍の長さです。最も普通にいる種ですので、松林やマツの倒木で得られたものなら、非常に高い確率で本種です。

注意点:

近似近縁が多く、私たちのような初級者の目安になる模様を持っていないので取り付き難いかも知れません。自信が持てない場合は、撮影するだけで終わらせず、個体を持ち帰って検討します。

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【外観】

サビカミキリの図鑑画像

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前胸背板は縦横比がほぼ同じかやや幅広の[ぼんぼり型]です。前胸背板中央に広い窪みと多数の顆粒は見当たりません。触角は第3節、4節が長めです。(赤い帯)

前肢(脚)脛節の端刺は1本です。

サビカミキリの図鑑画像

サビカミキリ図鑑画像

拾ってきたアカマツの伐採木から羽化し、クヌギに止まっている個体。
真上から見たときの印象よりも、薄い感じです。

アカマツの伐採木で産卵場所探し?

【棲息場所】

         

[参考ページ]

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