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セスジヒメハナカミキリ[Pidonia(Cryptopidonia) amentata amentata (Bates,1884)]

お願い:

ヒメハナカミキリ属は、ピドニアと呼ばれ親しまれていますが、同定が難しいグループの筆頭格でもあります。地域や個体変異に雌雄差も加わり、簡単では無いものも多いのですが、避けて通れません。万一違和感がありましたら、ご一報くださいますよう、お願い申し上げます。

分類:

カミキリムシ科:ハナカミキリ亜科:ハイイロハナカミキリ族:ヒメハナカミキリ属

体長:

5.5〜9.0mm

▼斑紋等概説▼

食樹:

未知

ヒメハナカミキリ(ピドニア)の斑紋について

分布:

本州、四国、九州

時期:

5〜6月

特徴:

体は一様に黒く、♂の上翅はS紋が良く発達し、基部で最も太く先端に向かって細くなります。♀は全体に黒色紋の発達が顕著で、肩部からLm紋を囲む程度に黄褐色部分が残っています。

注意点:

コトヒメハナカミキリやトサヒメハナカミキリに似ていますが、本種は腹面全体が黒いのも識別ポイントです。

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【外観】

セスジヒメハナカミキリの図鑑画像

Sは[発達]というよりは、明らかに太く帯状に翅鞘の中央に陣取っています。

Lmを囲むように褐色部が取り巻いていますが、逆さにするとLm紋が漫画の顔の目玉のように見えて来ます。

この個体は♀ですが、雌雄差に関してはヒメハナカミキリの中で比較的穏やかな部類です。

頭〜前胸まで全体が黒く、腹面も全体に黒色です。

【棲息場所】

         
         

[参考ページ]

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