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チャイロヒゲビロウドカミキリ[Acalolepta kusamai Hayashi,1969]

分類:

カミキリムシ科:フトカミキリ亜科:ヒゲナガカミキリ族:ビロウドカミキリ属

体長:

17.0〜29.0mm

食樹:

ニワトコ(スイカズラ科)、クサギ(クマツヅラ科)・・・とされていますが、最近関東でのユズリハでの確認例があり、我が家もユズリハで確認しました。

分布:

本州、伊豆諸島

時期:

5〜8月

特徴:

体は褐色で、触角第1節には明瞭な角稜があり、先端部に向かって強く膨らみます。♂では体調の2.2〜2.4倍、♀では1.4〜1.7倍になります。上翅は先端付近までほぼ平行で、♂ではやや窄(すぼ)まる傾向があります。表面の凹凸は弱いです。前肢(脚)脛節は先端に向かって緩やかに湾曲します。

注意点:

ビロウドカミキリの仲間は見分け難いものが多く、雌雄によっても違う部分がありますので、それぞれの特徴を複合して確認する必要があります。なおホストにいる時は樹種も参考になります。

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【外観】

チャイロヒゲビロウドカミキリの図鑑画像

チャイロヒゲビロウドカミキリの図鑑画像

♂の全体です。長い触角とその第1節の膨らみが見えます。

♂の頭部です。触角の膨らみ()と
前肢脛節の湾曲が見えます(

【棲息場所】

チャイロヒゲビロウドカミキリの図鑑画像(ユズリハ)

チャイロヒゲビロウドカミキリの図鑑画像(ユズリハの食害痕)

関東南部ではユズリハで見つかることが判ってきました。
ユズリハは公園や工場の敷地などに植えられることの多く、
植栽と共に分布を拡げているようです。

食害を受けると、大きめの木屑を沢山出します。
小指の太さくらいの真ん丸い脱出口があれば
高い確率で棲息が疑われます。

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[参考ページ]

> 2009年06月、茨城県で2年越しで確認したときの様子

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