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ヨツキボシカミキリ[Epiglenea comes Bates,1884]

分類:

カミキリムシ科:フトカミキリ亜科:トホシカミキリ族:ヨツキボシカミキリ属

体長:

8〜11mm

食樹:

ヌルデ、ヤマウルシ他各種広葉樹

分布:

北海道、本州、伊豆諸島、飛島、粟島、佐渡、隠岐(おき)、四国、九州、対馬、種子島、屋久島

時期:

5〜7月

特徴:

黒いエリトラ(翅鞘)に2本の黄色いライン、4つの黄斑が特徴的な愛くるしいカミキリムシです。前胸背にも3本のラインが見えます。愛玩動物にも負けないほど黒目がちな可愛らしい“顔”をしています。

注意点:

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【外観】

全体(標本)

前から(生体)

標本のため少し色褪せていますが、エリトラ(翅鞘)の2本の縦条と4つの黄斑が目立ち、前胸背にも3本の縦条があります。脚部はオレンジ色です。(写真上左)
動物の赤ん坊や小型犬を思わせる愛らしい顔立ちをしています。(写真下右)

【棲息場所】

特徴的なヌルデの葉

低山の道路脇

 

著しくヌルデに依存します。我が家の初遭遇はヤブカラシでしたが、偶然と考えられます。初夏〜梅雨の頃、低山や里山でヌルデを見上げ、葉脈(裏側)に食痕(茶色く変色しています)が確認できたら、ヨツキボシカミキリの仕業です。このようなヌルデの葉を掬います。

なお葉を掬うときにはザトウムシが忍者のように舞い降りることがあり、これが結構頻繁に起こりますので、蜘蛛類の苦手な方(我が家もそうです)は、数歩分は逃げられる場所を確保してから掬いましょう。脚を開いた大きなザトウムシがまっすぐ自分の顔面めがけて落ちてくるのは、結構恐ろしいものです(^^)

※ヌルデはウルシの仲間ですが、かぶれることは希です。
 葉は羽状の複葉で10枚前後の小葉があり、葉軸には“翼”があります。(写真左)

参考ページ

2007年6月茨城県南部での採集の様子

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