Tochinoki Japanese Horse chestnut. ムクロジ科(Sapindaceae)トチノキ属 ※旧体系ではトチノキ科
葉が薄くとても大きいので、爽やかに陽を遮ってくれます。 種子には有毒物質を含みますが、栄養に富むため、水に何度も晒すなどして、食用とされてきました。常食しないまでも、飢饉の際には貴重な栄養源となっていたようで、神社の境内というわけでもないのに、注連縄(しめなわ)を巻かれ、大切にされている巨木を山村などで見掛けるのも頷けます。今は、『とち餅』という土産物に姿を変えて、流通しています。栃木の『とち餅』を食べたことがありますが、独特の風味で美味しいです。 セイヨウトチノキ(マロニエ)に似ていて、トチノキの方がより葉が大きいなど、違いはありますが、見分けは簡単ではありません。ただ、セイヨウトチノキの果実は栗のような極端な毬にはなりませんが、素手で強く握るのを躊躇してしまうにはじゅうぶんなトゲトゲがあります。(トチノキには無い)
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