大明神の呪縛?・・・やはり難関でした。 2014年09月16日 埼玉県 |
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カミキリ好きを自認する以上、一度は挑戦しなくてはいけない虫がいます。 |
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というわけで、寄居から秩父に向うトンネルの多い道を走っています。 |
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最近の有料では珍しくETCが使えません。 |
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秩父市内からほど近い場所にポイントを見つけたので、そこを探ろうという魂胆です。 |
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モミ林と呼べるようなところではなく、市街地から少し上ったところにある森の一部にモミが散在するようなところです。 |
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遊歩道も延びており、モミが纏まっているところで、盛んに樹液を出している樹をチェックしながらの探索も比較的容易です。 |
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残念なことにモミが密集して続くようなところではなく、場所によっては15分も歩くと途切れてしまいます。 |
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台風の影響か、生木が倒れていました。 |
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条件の良さそうなモミや、痕跡の強いモミを見付けては、チェックするのですが、私たちの前には降臨してくれませんでした。 |
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フィールド確認とは言っても、いざ現場に立ってみると、憧れの虫がここにいる! という高揚感もあって、目の前に躍り出てくれる瞬間を期待してしまうものです。 既にKEIZIは飛翔影らしきを目撃し、脱出口も確認しています。
私は、斜面で貧血を起こす為体でしたが、そこまでさせる魅力と価値があります。 かといって努力賞的に得られる虫でもありません。 最初の挑戦は見事に敗北に終わってしまったようです。
そりゃそうですよね!? 自前のポイントを探し、オオトラだけを狙って出掛け、 挑戦一回目で得られるほど甘い虫でなかったはずです。
取り敢えず、ほど近い展望の利くところで休憩して、 周囲のモミの様子も見てみようとしたところ・・・・
ま・ま・ま・ま・ま・ま・ま・ま・ま・
まさかの・・・・
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これって!!??? |
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『挑戦し続けなさい』という虫の神様の激励なのか、はたまた『君たちにはこれが限界』という宣告でしょうか、既に★になっていて、蟻も集っていましたが、大きな♀が転がっていました。 |
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もしかして、の思いも沸いてきて、眼下のモミ林を眺めていたところ、 明らかにスズメバチと異なる羽音を響かせ、 私たちの後方から斜め下に直線的に下り翔び モミの天辺に止まった個体がありました。 写真を撮って拡大してみたのですが、 換算108mmのレンズでは、オレンジ色の物体があるだけで、 エビデンスとはほど遠いものになってしまいました。 しかし、私たちの間では間違いなくオオトラなわけで、 再び飛翔するのを期待して30分程は粘ったのですが、 思いは叶わず、日も傾いたので諦めざるを得ませんでした。
ともあれ、★になったとはいえ、個体確保した瞬間に 翌年8末〜9初のスケジュールが決ったのでありました。 生体確保は叶うのか叶わないのか、それはいつになるのか、 苦しくて楽しい、恋のような気分のチャレンジは続きます。
残念ながら翌2015年のチャレンジも失敗に終わりました。 更に挑戦を続けます・・・ |
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