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キクスイカミキリ[Phytoecia rufiventris Gautier,1870]

分類:

カミキリムシ科:フトカミキリ亜科:トホシカミキリ族:キクスイカミキリ属

体長:

6〜9mm

食樹:

キク科(ヨモギ、栽培菊、セイタカアワダチソウ等)

分布:

北海道、本州、伊豆諸島、飛島、粟島、佐渡、隠岐(おき)、四国、九州、対馬、壱岐(いき)、種子島、屋久島

時期:

4〜7月

特徴:

黒い体に前胸背にある赤い紋が目立ちます。腹部もオレンジ色に染まり、腿節の一部にオレンジ色に染まり、身近で美しいカミキリムシです。

注意点:

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【外観】

キクスイカミキリ キクスイカミキリ

キクスイカミキリ キクスイカミキリ

前胸背の“赤バッチ”が目につきます。それにトホシカミキリ族特有の美しいシルエット、横から見る腹部のオレンジ色もがチャームポイントになっています。触角はあまり長くなく、♂でも体長の1.5倍以下です。栽培菊の他、ヨモギやセイタカアワダチソウにも良くつき、身近にいるカミキリムシです。

【棲息場所】

キクスイカミキリ キクスイカミキリ

ヨモギと関連付けて記されることが多いですが、栽培菊が近くにあるとむしろそちらの方に集中する傾向があるようです。セイタカアワダチソウにも良くつくようで、つくば野ではヨモギとの混生が見られるところで多数を見かけました。線路脇や路傍ヨモギでも見られますので、非常に身近なカミキリムシの一種と言えそうです。
発生時期にキク科の植物の上部が萎れていたら、キクスイカミキリの仕業です。幼虫は茎を下に向かって食い進み、冬には根または地上ぎりぎりの茎で上に向いて羽化して、春を待つそうです。

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[参考ページ]

2006年5月初遭遇の様子

2006年6月セイタカアワダチソウに見つけたときの様子

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