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ツマグロハナカミキリ[Leptura modicenotata Pic,1901]

分類:

カミキリムシ科:ハナカミキリ亜科:ハナカミキリ族:ヨツスジハナカミキリ属

体長:

12〜17mm

食樹:

各種針葉樹および広葉樹

分布:

北海道、本州、佐渡、壱岐(いき)、四国、九州、五島列島、種子島、屋久島

時期:

5〜8月

特徴:

体は暗褐色から黒色で、触角は全体が黒色のものから黄褐色のものまで変異があります。中・後肢(脚)の腿節は黒いですが、他は変異があります。上翅は先端に向かって狭まり、翅端は抉(えぐ)れています。通常基部近く(肩)と翅端手前に黄褐色部があり、翅端は黒色です。

注意点:

地色は褐色から黒色まで変異があり、多くの型があります。希にヤツボシハナカミキリと紛らわしい[やつぼし型]が出現するそうですが、交雑種の可能性も指摘されているとのことです。

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【外観】

ツマグロハナカミキリの図鑑画像

ツマグロハナカミキリの図鑑画像

中型のハナカミキリで、上翅は先端に向かい狭まります。
肩の付近と翅端手前の明るい黄褐色部があります。

翅端は抉れていて、黒く[ツマグロ]になっています。(褄=つま、袖や裾の端のことで、虫では翅端をこう呼びます)

【棲息場所】

ツマグロハナカミキリの図鑑画像(棲息場所)

   
   

ハナカミキリですので、ガマズミやノリウツギなどの花に集まりますが、
数も多いようで材置き場や、広葉樹の部分枯れでも良く見掛けます。

[参考ページ]

> 2007年6月茨城県南部での様子

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